創味シャンタンのスープとご飯
いつもの 5 時起きは、昨夜「三愛レストハウス」までのルート思案中に変更した。5 時に目が覚めるも、あと一時間寝た。起きてから、のんびりと朝飯の準備。8時35分のフェリーには余裕だろうと、大雑把な私のいつもの癖で、のんびり活動。大雑把なのもあるが「朝飯好き」なのもある。焦っても、美味い朝飯は食えないのだ。
ということで出発は7時10分頃、昨日の準備のおかげで、余裕を持って活動した。ただ、そんな余裕は往々にして裏切られるもの...。とはいえ、そんなことを心配して「カツカツに生きる」のなんて嫌だとも思う。
不自然な田舎の大渋滞
出発してしばらくして、「長崎市街地方面と逆は混んでない」との予想は大いに裏切られた。
なんじゃ、この渋滞は!!
まぁ、東京や大阪に比べれば大したことはないが、帰省時期じゃないのに、こんな田舎でこんな状況は初めて知る。「良い経験になった」というより、クルマが溢れる田舎に、ちょっと悲しくなった。
渋滞中に嫌なことはあったけど、忘れるために割愛する。
これは「8時35分の出航に間に合ったの図」。
前回の教訓で、前日に給油していたのは良かったが、あの渋滞は予想外。なので、走ったことがなかった近道を急遽試した。進行方向は間違いないとの核心はあったが、出口がハッキリしなかったがやってみた。
「あぁ、ここに出るのね」という場所に来た瞬間は、フェリー乗り場と逆方向を走っていたのでUターン。この時点では「遅刻確定か?」と焦っていた。
しばらく走り、「フェリー乗り場まで**分」の看板を見ると
おぉ、余裕だなこれ
「DUCATI カッコ良いですよね」
こうやっていつものように「固定」。
こうなるまでに、5 分ほど待たされて乗船。
このようにバイクを固定するのは男性添乗員約 3 名。「そこに重石おいて、バイクに傷つかないか?」と、毎度違う固定の仕方に疑問はあるも静観した。そのうちの 20 代前半風の若者が、舐めるように私のバイクを眺めながら
ジャケットも Ducati なんですね
カッコ良いですよね Ducati !!
他の従業員も気にせず軽快に話かてきたのに驚いた。有明フェリーで何度もバイクを乗せてきたが、こんな風に話しかけられたのは初めて。乗客でさえ話しかけてこなかった。
若 者:これ、何年になります?
りんだ:4 年ぐらいかな。
若 者:速そうですね(笑)
りんだ:速いよ(笑)
若 者:今日はどこまで、阿蘇ですか?
りんだ:うぅ...、別府、阿蘇、ていう感じかな。
若 者:なるほど、お気をつけて(笑)
私の方が他の従業員を気にして会話を控えたが、若者はそんなの「お構いなし」という風情だった。私のバイクを褒めてくれたよりも、そんな若者の振る舞いに好感を持った。この若者の挙動は
自分の欲望に正直
と思えた。そんなことが、妙に規制されてる昨今の日本のようで、余計にそう思えた。この若者を、今回のツーリングで出会った最初の「ロックな奴」と称する。
正義の味方は登場しない
乗船したら少し眠ろうと思ってたが、若者との会話のおかげで、テンション上がって眠気は失せた。
年に一度あるかないかの船旅なので、余計に船上での景色が沁みる。近くを飛行するカモメをボンヤリ眺めるのは悪くない。しかし、映画版の「フィッシュストーリー」何度も観てしまったので、思わず
シージャック
「そんな時」に備えてファイティングポーズしてみたが、こんな短時間の船旅でシージャックはありえないと苦笑い。
分かりやすく「正義の味方の力」を発揮する場は
この世の中に多くはない。
中はこんな感じ。
私の有明フェリーのイメージを覆すほどのゴージャス感。
タバコをお吸いにならなければ
こんな部屋をお使いできますよ
微かに隣部屋のテレビの音は聞こえるが、ここなら快適だ。
タバコなんかより
テレビ放送の方が有害
正義の味方が活躍する場より、「隠蔽された悪」が暗躍するのが圧倒的多いのが現実。「道徳を公共のメディアで主張」は、私にとっての「隠された悪」。それを正すことは容易じゃないし、そもそも奴らが「正義」と思ってるところが厄介だ。単純な「勧善懲悪」な物語にリアルさはない。悪と善の双方の主張を描いてこそだと思う。
そしてふと気付いた。やるべきことは、「正義の味方が登場する時を待つ」ことではないのだ。「自分ができる正義」を貫けば良いのだ。
可能なかぎりロックな生き方をしよう
そんな風に思った。
「念願の『べんとうのヒライ』」に続く。
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