2009年8月8日土曜日

京都人とランデヴー:三度目の阿蘇(前半)

翌朝7時半に出発。まっ白い雲と澄み切った青空が広がる天気。この時点では天気の心配はない。

三度目の阿蘇走行である。999Sでは初めて、且つ高速道路の利用は初めて。とはいえ 三度ともバイクが違う。最初はV-MAX, 二度目はCRM。何よりも心配なのは、初めての九州走行の人を 先導 するということ、しかもベテランライダー。何とかなると考えるしかない。

家から1,2分の高速道路入口へ突入。川登SAでライダーにはカレーパン、愛車には給油。その停車を除けばノンストップへに別府へ。

130~150 km/h の間をキープしてガンマの前方を走行。何度か道路状況を見て 200km/hオーバーを出して緩急をつけてみる。999Sでは三度目の高速走行で今回が最長となるが、ようやく高速道路走行の面白みを感じ始めた程度。

そのように高速道路経験が乏しい私でも、湯布院を抜けてから別府までの走行は良かった。「ここが高速道路か?」 と思う眺め、豊かな起伏の緑の山々が目前に広がる。都心など 壁のある高速道路 と比較すれば天と地の差がある、もちろん壁など無い方が良いに決まってる。

別府で高速道路を降りる。時刻はちょうど10時。999Sもライダーもまだまだ余裕で、「目覚めの高速」てな感じ。すべてはバイク性能のおかげ。

11号線を「やまなみハイウェイ」の入口へ向かう。しかし、ガンマのガソリンがかなり危なく、スタンドが当分は無いと判断してUターンして別府市街へ。給油後、再度11号線を走行。決して広くはない道だが、交通量もほどほどの快適走行。

途中、ガンマへオイル注入している時に気づいた。

反射板(リフレクター)が取れてる... 二度目。取れ方も同じで、後輪に巻き込んでもぎ取られた。私の乗り方では再発は必須。抜本的な改造が必要。


途中11号線が 消えた とあたふたしながらも水分峠(みずわけとうげ)に到着。ここから「やまなみハイウェイ」を南下。初めての阿蘇走行で走った道とヒロシから主張されたが 記憶にない。いずれにしろ、この方向からの走行は初めてなのは確か。残念ながら期待とは違った、単なる山道。阿蘇らしい景色は、途中休憩する「三愛高原」までの後半にやってくる。

それでも徐々に 気分は「阿蘇モード」 で高まってくる。土曜日のおかげか、お盆の帰省時期なのかは定かではないが、走行の支障となるような車両の走行は少ない。バイカーも多くはない。

「三愛高原」で昼食。大きなレストランは「ファミレス風」なのが嫌で、京都人が持っていた阿蘇雑誌を調べて見つけた、すぐ近くにある「地鳥丼」のお店へ。













メニューには無かったが、店員に尋ねるとあった「地鳥丼」。歯ごたえのある地鳥と濃い味付け、ちょっとゴージャスなご当地「牛丼」てな味。以降の目的地で色々つまみ食いするために、「小腹」を空かせた状態で出発。

引き続き「やまなみハイウェイ」を南下して大観峰を目指す。この日一番にエキサイトした走行になった。交通量の少なさが幸いか、新タイヤの真価が発揮されたのか良く分からない。恐らく両方だろう。とにかく

過去三度目の走行にして最高の走行と気分

だった。

その高揚感のために、大観峰の入口を通過してUターン。これは前回もやってしまったミス、アホです。

大観峰到着。

やはりバイカーも車も少ない。名物のソフトクリームを食べる。「牛乳やん!」と思わず叫ぶ程の濃厚で美味しい。

集ってるバイクと、景色を軽く眺めてそそくさと出発。





大観峰から阿蘇山頂へ、212号線から素直に走行。




















大きな駐車場手前で景色を眺める。

ここまでの走行では、ほど良い曇り空と風であったが、ここでは多くの山が雲に隠れて本来の雄大さが半減。

それより何より、まずい自体に。雨が...。まだ小さな粒程度だが嫌な予感もする。


阿蘇ロープウェイで阿蘇火口行きしかなくて、当初考えていた下り口と違って戸惑いながらも無事下山。前回は路肩が凍って走りにくいと思ったが、どちらにしても999Sではちょっと厳しい道である。

阿蘇を降りて325号線を走行。阿蘇に来たらやっぱり停車したくなる 月廻り温泉館。ではなくて、雨のために停車せざるを得なかった。「本降り手前」程度だったが、様子見のために雨宿り。

そしていつものお土産あさり。

職場には「ブルーベリーキャラメル」、ヒロシに「ごぼうチップス」、自分には「自然薯そば」。念願のそばの購入。


その後の走行に悩む。

最初の計画通り高千穂峡を目指すか、それと「やまなみハイウェイ」沿いにある予約したライダーハウスを見に行くか。

雨は本降りにならないことを想定して(願って)、予定通り高千穂峡を目指すことにした。私の残り時間はあと2時間。

325号線で高千穂峡を目指す。


路面は濡れていながらも、まぁまぁの快適走行でたどり着いた高千穂峡ではあるが... そこはバイクが走るところはなくて、歩きやボートでブラブラするところ。現地の地図を見ながら、想定してたのはここではなくて、並行して走る218号線であったと判明。ここ高千穂峡の観光を満喫するか、218を走行するか迷ったが、後者をあっさり選択。

来た道を少し戻って218号線で青雲橋まで走行。小雨のためか交通量のためか、そもそも道がそれほど良くないためか、楽しくはなかった。青雲橋でUターンして戻る。


218号線の途中にある、天翔大橋を渡ってみることにした。橋の入り口を間違えながらも、「コンクリートのアーチ橋としては日本一の長い橋」を渡る。でも、すぐに終了。

この時点で時刻は17:30過ぎ。予定走行の完了である。

ここで京都人ガンマライダーとは別れることに。京都人はライダーハウスを目指し325号線を高森方面へ、私は218号線を熊本市内へ、その最初の分岐点で散会。

今回は、私の生まれて初めての先導で、ベテランライダーの京都人に大変迷惑をかけたと思います。特に、道中何度も停止して道を確認したのは、 ガンマにとっても迷惑だったと思います。それは、誤った道を走行してずっと先で混乱するより、早めの軌道修正を心がけたためでした。ご勘弁下さい。

また九州のどこかを一緒に走りたいですし、もちろん関西の案内もお願いしたいところです。再会を願っています。

そしてこのツーリングは、私の帰宅の後半へ。

2 件のコメント:

  1. ドカとの峠ランデブー。
    なかなか刺激的な走りでした。
    満載の荷物がスリ落ちるんではないかとw

    次の日も雨に祟られてしまい阿蘇を走れず不完全燃焼!
    いつかの日かリベンジを実施します。
    またその時には強制招集いたしいます故、よろですwww

    道案内はご苦労おかけしました。
    迷惑なんてとんでもありません。
    関西襲撃の時には攻め所を準備しておきますので是非。

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  2. 阿蘇はまだまだ奥が深いです。次回は「一時間堪能コース」を生成してお待ちしています。
    今回は私にとっても初の案内役で、良い経験になりました。楽しかったです。
    黄色いΓさんの道程を今度じっくり質問しますのでヨロシクお願いします。近日中に未開の鹿児島、宮崎にチャレンジします。
    これからも、お互いに Happy Rider で楽しみましょう。

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