そこに例の輸入クワガタが7,000円という値段で売られていた。かなりチープで小さい虫入れ、更には表面が泥だらけで中身が見えない状態で売られていた。他の国産?クワガタも汚い虫入れセットで売られていた。隣には山積みのクワガタの餌、例のゼリーが大袋で。「ふっ、時代は変わっちまったぜ」とつぶやいたかどうか忘れたが、その場が嫌でそそくさと帰宅。
帰宅。
午後三時頃快晴、私の駐車場エリアに仰向けになっている虫がいる。へろへろ と元気はないが、これはもしかしてジジイ(爺)とガキの頃に呼んでいた奴じゃないかと思いながら、見過ごすことが出来ない私は自宅へ連れて帰る。今ある甘いものは砂糖だけだったので、砂糖水作って舐めさせた。
ガキの頃は、大量のノコギリクワガタ(当時はそのような呼び方はしなかったけどね...)に対して、ミヤマクワガタは貴重だった。そのことに敬意を評すると共に、その若干枯れたような色合いから「ジジイ」と呼んでいたのかもしれない。
暗い箱の中に砂糖水と一緒に数時間放置。今ではすっかり元気になった。
飼いたいという衝動を抑えながら、夜の闇へ放った。
「ほな、さいなら~。輸入モンに負けたらアカンよ~」。
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