2010年8月16日月曜日

Bearskin : An Urban Fairytale

Tom Waits 主演である。日本での公開年を忘れてしまった。日本の Wikipedia には Bearskin のことは書かれてなく、English サイトによれば1989年製作のようである。しかし、私がこの映画を観たのは大学卒業後に東京の劇場で観た、渋谷の Bunnkamura だったと思うので1992年ぐらいだろう。

ベアスキン/都会の夜の一幕寓話 [DVD]
パイオニアLDC (2002-10-25)
売り上げランキング: 215,588

大学生の頃には Tom Waits のアルバムは全部所有していて、Jim Jarmusch の Down By Law も観ていた。主演作品ということで劇場公開を楽しみにしていた。VHSビデオが市販されると直ぐに購入した。

今回観ることになったのは、そのVHSをDVDに変換したため。15年以上振りに観たことになる。

好きな映画なのだが、それはTom Waitsファンだからというのは否定できない。しかし、ファンの中でも賛否が分かれるかもしれない。というのも、他の Tom Waits 出演の映画の中でも、「カッコ良過ぎる」Tom Waits だから。私は好きですが、怪演を期待すると少し違う。しかし Tom Waits ならではの味は十分に楽しめると思う。

ストーリー自体は、サブタイトルの An Urban Fairytale(「とある都会のおとぎ話」とでも訳そうか)のように、「ちょっとダークな大人のおとぎ話」(?)的なもの。撮影場所がポルトガルとロンドンのようで、ヨーロッパの良い雰囲気が出ていると思う。単純なストーリーといえばそれまでだが、出演者が(準主役の若者を除いて...)皆個性的で良い。

何が一番良いかといえば、Tom Waits がやる Punch and Judy Show(紙芝居)の場面。このシーンは Tom Waits ファンは誰しもが楽しめると思う。

Tom Waits に大人のオトコのカッコよさを少しばかり教えて頂ける映画だね。

0 件のコメント:

コメントを投稿