これは「適切なグラフ化」と思いますか?
以下は、同じデータをバーチャートで示したものと比較すると、どちらのチャートが「適切なグラフ」かは一目瞭然です。
ここでパイチャートを選んだ人の意図を考えてみた
- 「支持率が均衡しているのは B のみ」のような事実を隠したい
- パイチャートが「カッコ良い表示」と思った
- 何も考えていない
「何も考えていない」が隠蔽よりはマシだが、そもそもパイチャートを使ったことが誤りなのです。昨日「ウソつき統計学:批判精神欠如の末路」書いたように、これも「統計学のウソ」に含まれるかもしれない(厳密には「集計」しているだけだが...)。
そんな投稿したの翌日に、本投稿のきっかけになった The Math Dude の "What Is a Pie Chart" を読んだのは全くの偶然。「健全な批判精神」でもって「より良い社会」を目指すためにも(笑)
パイチャート禁止令
The Math Dude の記事に紹介されている Edward Tufte の 1983年出版本 "The Visual Display of Quantitative Information" は興味深い。この著者は「PowerPoint Is Evil:パワーポイントによる死」のあの人。この繋がりは、必然という気がする。
The Math Dude の記事で紹介された以下のサイトも「パイチャート批判」。
The Worst Chart In the World
Save the Pies for Dessert
People, Please Stop Using Pie Charts
冒頭のパイとバーチャートの比較は "The Worst Chart In the World " からのもので、そこにあるパイチャート
これなんて、少なからず見かける気がする。カラフルだし、おまけに 3D で、「何となく説得力がある」ように見える。
同じデータをバーチャートにすると
すっきりしますよね?
それでも、ここでパイチャートを選ぶの人には、「何がしかの意図」があるのかもしれない(「センスのなさ」だったりして...)。
どうすべきかは、以下の Tufte 氏の言葉から容易に分かる。
So what should you do instead? In most cases, Tufte simply recommends presenting the data as a table. It’s sort of an “if it ain’t broke, don’t fix it” situation—simply leaving the data in tabular format allows you to clearly see exactly how big each piece of the (now metaphorical) pie actually is, and it allows you to show all of the data without lumping a bunch into some “other” category. And if you still really want to present your data graphically, a bar graph is probably a much better choice than a pie chart since it gives you all of the same benefits just described for a table.
それでもパイチャートを使うのなら、左のように要素が 2, 3 個程度で、且つパイチャートで「差が明確になる」場合だけでしょう。とはいえ、その場合でも、チャートの読みやすさはバーチャートが勝る。
データの視覚化の要は、プレゼン資料同様に、「何をしたいのか」にある。「情報隠蔽」「情報歪曲」も目的になるし、その場合はパイチャートはうってつけだろう。皮肉ですよ、もちろん (^^)v
今後パイチャートを見かけたら、「何でパイチャート?」と 批判の目で見てみましょう。





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