2016年9月14日水曜日

Evelyn Glennie:本物の音楽(身体全体で聴く)

Evelyn Glennie"How Do We Listen When We're Unable to Hear?"TED Radio Hour"The Act of Listening" で聴いた時は気づかなかった。

しかし、この動画か、この頃の彼女を見た記憶がある。バブルの頃だったか?


RAZ: Evelyn's friend, Maria, who is repeating my part of the conversation so that Evelyn can lip read because she is almost entirely deaf. And she started to go deaf when she was a kid, but she can still perform with incredible precision and amazing sensitivity. So the question is, how?
子どもの頃に耳が聞こえなくなったのに、パーカッションを驚くほどの感性で演奏できる。どうやってやってるのか、それが疑問です。

GLENNIE: Well, that's a huge question, and it's actually a very broad question. So it's always allowing the body, and I would say also the eye, to be the two main factors. So rather than depending on what the ear is telling you and you're reliant on that, in fact I'm basically, you know, or I have discovered that the heavens above, you know, sound as vibration, and that can feed through the entire body. So in a way, I see the body as a big ear.
それは難しい質問です。音楽が振動として、身体全体を通して。身体が大きな耳という感じ。

このプレゼンは驚きだ。音楽を演奏する人は是非とも見ていただきたい。そうじゃない人にも、「音楽とは」がとても分かるプレゼンです。このプレゼンを見て、これからの音楽の聴き方、そして自分で演奏する時の姿勢が少し変わりそうだ。



耳が聞こえないためか、彼女の話し方はとても明瞭だ。そして、彼女が奏でる音楽は「本物」だと痛感する。「耳が聞こえない」という障害なんて知る由もない。

私がミュージシャンのライブが好きなのは「空気感」だ。音楽のライブに限らず、生のパフォーマンスが素晴らしいのは、身体で感じているのはあると思う。ヘッドフォンで聴いても味わえない「振動」を身体全体で受け止めているからだろう。

今回の TED Radio Hour の他のプレゼンは「聴く」がテーマだ。対象は音楽だけじゃない、大切な日々の生活での「対話」もある。「聴く」姿勢について改めて考えた。耳と脳みそだけを使うのが「聴くこと」ではないと思う。


たまらなく魅力的なヒト

個人的な好みで恐縮だが、楽器演奏をする女性はとても魅力的だ。特に、ベースやドラム、パーカッションなど、私が演奏したい楽器を女性が奏でる姿には惚れ惚れする。

何でだろうね。楽器演奏する「真剣な姿」がカッコ良いのはある。それ以上に、ある程度のレベルで楽器を演奏できるには、それなりの努力が必要、それをやり抜いてきた姿が美しいのかもしれない。「おしゃれする」よりも、楽器演奏した方が美しくなると思うのは、私の偏見なのかな?(笑)

次は、彼女のサイト Evelyn Glennie Teach the World to Listen で見つけた写真。


クルマも乗るし、飛行機?のライセンスも持ってるとのこと。そして、次は二輪、しかも MV Agusta F4 ですよ! どこまでも魅力的だ。映画 MatrixTrinity よりも、かっこ良すぎるじゃないか!

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