Kina Grannis の "Cheap Thrills"（LPレコードの誘惑）

Sia の Cheap Thrills のカバー、というかパフォーマンスに魅了された。

「やっぱり打楽器かベースやりたいなぁ」となる演奏。

ボーカルは Kina Grannis 、彼女に関する Wikipedia では "Birth name: Kina Kasuya Grannis" と「カスヤ」という日本人名っぽいミドルネームが付いてる。そういえば、日本人的な雰囲気もある。

そんなことより彼女の声、ボーカル、パフォーマンスが良い。Sia の歌声は「オリジナル過ぎる」なので、普通にカバーしても面白くはならない。このカバーは、演奏も歌い方もシンプルにして、「オリジナルの逆」を行ったという感じ、センスあります。Sia のようなパワフルで「尖った」ボーカルは病みつきになるけど、Kina Grannis の円熟というか「落ち着いた」ボーカルも良い。

この曲の歌詞はシンプルで、何度も聴いてたら、概ね意味は聴き取れた。しかし、このカバーでは Hit the dancefloor の dancefloor 部分を変えている。自転車に関するものと想像するが、聴き取れていません。誰かわかる人いますか？


Cheap Thrills といえば...

チープ・スリル

ジャニス・ジョプリン

Sony Music Direct (2004-08-04)

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Sia の原曲が収録のアルバム This is Acting では、Bird Set Free, Alive の次に好きになったのが  Cheap Thrills 。当初はタイトルも知らずに聞いていたが、たまたま知ったときは

Cheap Thrills ていったら Janis Joplin やろ

という反応をしてしまった。

大学生の頃、初めて買った Janis のアルバム。LP レコードを「ジャケ買い」で選んでしまったが、中身の良さが分かったのはずっと後になってから。Summertime と Piece of My Heart は何度聞いてもしびれる。Piece of My Heart は演っていたバンドの選曲にしようとコピーしたが、程なくしてバンドの活動は停止してしまった。

このアルバム収録の Turtle Blues は、ギター、キーボード、そしてボーカルの三人編成でライブ演奏した。ドラムとベースの二人から「三人の方が良い」の提案を受け、この一曲だけ三人で演った。ヘビーゲイジの弦を張ったアコースティックギターを、Blues 色を出そうと懸命に練習した記憶がある。

それなのに、この曲がB面一曲目であることを忘れていた。原因はCDで買い直してレコードを聴いた記憶がなくなったから。そもそも、ジャケットを眺めがら音楽を聴くことを、長いことしていない。

お盆の時の「LP レコードあさり」、映画「フィッシュストーリー」のレコード店で見たターンテーブルのカッコよさ。そして B 面一曲目で Turtle Blues を聴きたい。この一連の出来事は、LPレコード復活への「お誘い」なのか？

LPレコード「も」を聴く体制を、本気で考え始めた。その前に部屋の抜本的な模様替えが必要だが...。

This Is Acting

Sia

Rca (2016-01-29)
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