というのは 半分嘘 なのです。
SAで豚バラを食べたのは本当です。湯布院でエンジョイ、そして豚バラが格別であったというのが嘘です。
写真の豚バラの傍にあるのは何か分かりますか?別に豚バラとサイズを比べたい訳ではありませんよ。ちょっと置いてみただけです。これは
愛車DUCATI 999S のリアブレーキのステップ
です。
取り外し可能なパーツではありません。そうです 折れた、壊れた のです。正確には 折った、壊した です。
しかし
事実としてしっかり受け止めなければなりません。
さて、愛車DUCATI999Sに何があったのか.... 忘れたい記憶 なのですが、学ぶところが多いので書き残すことに決めました。
悲劇の500km走行、はじまり、はじまりぃ~
朝5時起床。
昨夜から予感していた悪い出来事が的中。その重い気分を振り払うかのように、快晴を予感させる朝6時半には出発。プランは
「やまなみハイウェイ」を経由して湯布院へ
行きはフェリー無しの一般道、帰りは湯布院近くの高速道路で
行きはフェリー無しの一般道、帰りは湯布院近くの高速道路で
という「ざっくりと」したもの...。何とかなるでしょう。
海岸と線路沿いの207号線を北上して444号線。何度かヒロシと走った記憶はあるのだが、一人は初めてで、途中で何度か地図を確認しながらの走行。にも関わらず442号線への入り方を間違えて久留米方面に...。
どうやら
という癖、習性、傾向が道を間違える原因の一つのようである。また一つ、自分を学んだようだ。
海岸と線路沿いの207号線を北上して444号線。何度かヒロシと走った記憶はあるのだが、一人は初めてで、途中で何度か地図を確認しながらの走行。にも関わらず442号線への入り方を間違えて久留米方面に...。
どうやら
道なりをチャッチャッと走る
という癖、習性、傾向が道を間違える原因の一つのようである。また一つ、自分を学んだようだ。
442号線を東に走行、懐かしい響きの「八女」を通過。というのも久留米や福岡にいた頃は一度も行かなかった「八女」。バイクは私にとって行動範囲を広めてくれる貴重なツールだ。
意外と面白い道、いやかなり面白い道。
ライダーも多い。
途中、生まれて初めて後方のバイクから 煽られた。多分バイクはGSX-R。ライトがハイビームで、リアミラーではほとんど後方が見えない私のバイクだが、さすがにあれだけ急接近されたら気づいた。
試しに吹っ切ってみた。それでも煽ってきたら譲ろうと思っていたが、引き離してしまったようだ...。何だったんだろう。
「やまなみハイウェイ」も近づいた頃、387号線と442号線で道が分からなくなった。「これだ」と思った方向が、逆方向だと気づいた時には、空腹と長い連続走行時間にイライラしていた。今思えば、この状態、気分が事態を招いたのかもしれない...。
狭い路地、しかも上り坂道でUターンしながら発車したところで
ギアが入らずエンジン停止
そのまま傾斜方向の右側に倒れる
がちゃん
と、音は覚えてないが、聞こえるような倒れ方
そのまま傾斜方向の右側に倒れる
がちゃん
と、音は覚えてないが、聞こえるような倒れ方
というか、倒れた瞬間の記憶は無い。
「お、おぉぉっ!」とふらふらして「がちゃん」
とやった。
我にかえった時は、倒れた愛車と、割れて取れたステップが目の前に転がる光景...。
馬鹿です。上り坂で方向を変えながら発進するなど、少しふらついてもコントロールできるCRMの悪い癖が出た。ビッグバイクとは思えない小さい999Sといえどで乾燥重量は200Kg、100kgの巨漢二人分をコントロールできる訳はない。完全になめていました。正に ビッグバイクの洗礼 を受けたのであった。
更にショックだったのは、転倒中に
愛車を抱きしめ切れずあっさりと離した
所詮そんなもんさ、そして正しい対処方法でもある。昔、オフロードバイクで転んだ経験が活かされたようだ、ありがとうヒロシ。
こんなのは転倒の内に入らないが、何の怪我もなかったのは幸い、心を除いては...
バイクの症状はといえば、ニュートラルに入らない。その結果、エンジンはかからない。先ずはDUCATIロードサービスに電話して状況を報告。現在位置へ駆けつけ可能なのを確認後に、再度エンジン始動を試みる。転倒から15分頃
入ったぞぁ、ニュートラルにぃ~!!
そしてエンジン始動!!
それと同じタイミングで購入したDUCATIショップから電話。状況を説明して、ショップ直行する旨を伝える。
「やまなみハイウェイ」へ走行中と思しきライダー群をしり目に、最寄りの高速乗り口を目指す。相当悲しく、涙は出ないが自己嫌悪の塊となって走行した。高速口までかなり良い道だったはずだが、堪能する気分にはなれなかった。高速でぶっ飛ばしても気分は晴れなかった。
気分が少しましになったのは、あっという間の高速走行を終えてガソリンスタンドで給油した頃。
あまりの天気の良さに、重い気分でいるのがバカバカしくなった
カミュの「異邦人」の主人公ムルソーの気分か...、ちょっと違うか...。
余談だが、人間、重い落ち込んだ気分がそんなに長く持続するものじゃないと思う。生きるためには忘れるように心も身体も働くものだ、いわゆる自然治癒。それを拒んでいるのは、わがままな個人の心、エゴなんじゃないかと、近頃感じる。
閑話休題。
シャフトが微妙に曲がっていたのを交換。しかも交換したシャフトは 展示中の1098 のもの。何だか可笑しいやら、嬉しいやら...。
ショップでずっと悩んだのが、カウルの傷。このまま直すか否か。心に素直に従えば直す、なのだが何かが引っ掛かっていた。
大きくは目立つものではないが、明らかに分かる傷。ここでの掲載も悩んだが、載せることにした。しかも一番目立つ奴だけを。
こ・れ。
この程度済んだとも言えるが、見るのも思い出すのも辛い。
すぐには直さない、つまり傷を消さない理由は
自分への戒め
とするため。当分はこの傷を凝視しながら反省する。
いつまでか? 予定していた今回の道程を走り切った後にしよう。
そういうやり方でしか物事は乗り越えられないような気がする、何事も。
本日の500km走行で、トータルの走行距離が2,000kmを超えた。
お・ま・け
今でも勇姿だけどね...。
やっちまったな?!
返信削除わかりますよ。>落ち込み
あこがれのマシン、早く元にもどしたってください。
内のはもどしたくてもパーツがねぇ!
kiiroiでぽちっとなしちゃいました。
返信削除落ち込んで終れないのがバイク乗りです。
返信削除学習しました。
はい、早く直したいっス。