菅野ヘッケル 監修
菅野彰子 訳
第二版1992年3月20日
ポール ウィリアムズ
音楽之友社
売り上げランキング: 951,474
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「あらゆるディラン研究の最高峰!!」という帯のコメントの通り。単なる曲の解説ではなく、スタジオアルバムもライブ演奏同様に「Bob Dylan のパフォーマンス」の視点で仔細に著された大作。
Dylanの真髄を体感するのなら、「こんな本読むよりもDylanを聴けばよい」というのは間違いではない。しかし、それを分かった上で敢えて文章で Bob Dylan という研究対象を著した場合、この本に勝るものは無いと思う。
上下段のページ構成で350ページ渡るボリューム、よくもまぁDylanの話題だけで書けるものだと関心するが、著者の洞察力と表現力には脱帽する。そして監修、翻訳も良い、さすが菅野コンビです。真顔で言うには恥ずかしい言葉だが、そこには Bob Dylan への愛 なくしてはこんな本は出来ないと思う。
Bob Dylan の何が良いの? と問われれば Bob Dylan だから と応えるしかない。無条件の愛ということではなく、どんな風に応えても違うような気がするからこう応えるしかない。この本を読んでもう少し Dylan の魅力を深い言葉で語ることはできるが、それでもこう応えてしまうでしょう。
現在次の「瞬間の轍2 1974-1986」に取組み中。私が最も好きなDylan作品の時期です。
PS
昨日 Dylan の来日公演の情報を知った。ライブハウス(ホール規模?)らしい。Dylanのライブは10年ほど前の武道館以来行ってない。行きたいなぁ~。ツーリングとセットで行ってみるか~!?
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