この映画を観たのはいつだったろうか?本映画のハイライトである Chuck Berry 60歳のバースデーコンサートが催されたのが1986年、恐らく社会人になって間もない頃だったかな、思い出せない。
売り上げランキング: 111,541
今回ボーナス映像が付いたDVD版を改めて観た。やっぱり凄い映画。単なる音楽映画というより、上質のドキュメンタリー映画。
Chuck Berry の凄さは言うまでもないが、音楽プロデュースを担当した Keith Richards が良い。The Rolling Stones の Keith のイメージ、しかもかなり表層的な理解(それでも心酔しているのだが...)をこの映画が壊してくれた。献身的な音楽への姿勢、何より Chuck Berry への愛情と姿勢は観ていて感動さえする。
表層的な理解... Keith Richards だけじゃなく、多くのロックンロールミュージシャンが誤解されていると思う。いちいち正す気はないのだが、Keith を始め好きなミュージシャンたちについては別の機会に書いてみたいと思う。
そそもそも Rock'n Roll Music こそが表層的に理解されているのかもしれない。色々な音楽を聴いてきて、音楽をジャンル分けすることに嫌悪感を抱くようになった。あるとしたら「好きかどうか」のジャンル分けしかないと思う。それは音楽に限らないこと。
そんな音楽志向の私にとって、あらゆる音楽的要素を飲み込む懐の広い Rock'n Roll Music が、答えるとしたら好きなジャンル。
Blues のエッセンスを感じる音楽が好きだ。Blues という親が子どもを生んだ、それが Rock'n Roll この映画で体感する Chuck Berry の音楽は正にBlues が生んだ Rock'n Roll Music、古臭いなんて微塵も思わなかった。身体を動かしたくなるほどに元気にさせてくれる音楽。
この当時の Chuck Berry が60歳、信じられないぐらい活発でカッコ良いぞ。今や 65歳のKeith Richard, Mick Jagger もやはりカッコ良い、まだまだやってくれないとね。
0 件のコメント:
コメントを投稿