ガキの頃に近所の海でウミガメの子どもが生まれるのを目撃した位にワクワクした。
ヤドカリらを水槽に解放して5分ほどして、実家の海から来た一匹がカラの「宿」に近づく。残念ならがら「栗頭先生」ではないのだが、彼のもボロボロの「宿」なので替えてくれるのを願った。
彼は、30秒ほど空宿を持ち上げてクルクル廻したり、深さを確認するかの如く中に腕を突っ込んだりした結果、ついに「宿替え」。写真はその瞬間、本当に一瞬の出来事だった。思わず、おぉっ、やったぁ~!と叫んだもんね。
その後も何匹からのヤドカリが宿替えをしようと宿を物色する行動を眺める。あっという間に一時間が経過。その観察の結果を以下にまとめてみた。
- 雑食である。食べ物らしきものがなくても、石や貝などについた苔?を食べる。ミドリフグの主食のアカムシももちろん食す。
- 暗いとジッとしてる。寝ているかどうかは定かではないが、昼間でも暗いところだとジッとしてる。夜に明かりをつけてやるとゴソゴソと動き出す。
- 宿替えは慎重。今回、その瞬間をあっさり見れたのだが、それ以後は宿物色中の様子は何度か見れたのだが、宿替えには至らなかった。中には10分以上「宿」をクルクル廻しながら丁寧に物色する奴もいる。物件選びは我々同様に慎重さが大事のようだ。ところで、栗頭先生はどういう根拠であの宿を選んだか...?
- 種類は多い。ネットで少し見ただけだが、ヤドカリといえどもその種類は豊富。原色が付いたカラフルでカッコ良い奴も多い。我が家のは、実家産のは黒っぽのだが、今日のは茶色っぽい。内海産と外海産の違いか?
以上
この年になって、観察日記の大切さを認めた。ファーブルさんはやはり偉いのであった。
PS
職場の同僚にヤドカリの話をしたら、
ヤドカリって残酷ですよ~。だって、他人ん家に押し入ってそこの住人殺して(食べて)、そこに住むんですよぇ~。残酷、ヒドイよぉ~、殺戮です。
と言われた(ヤドカリはカラの「宿」に入ると思っているのだが、どちらが正解?)。
ふっ、甘いな!それが食物連鎖っていう自然界の掟なのさっ!
と何の説得力も無い回答をしたのであった。
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