2010年2月5日金曜日

最短な一週間

日々の経過がはやいと感じることは珍しいことではない。けれども、今朝出勤の準備をしているときほど一週間を短いと思ったことはこれまでなかった。先週の金曜日のこと、ましてや土曜日、日曜日のことなんて数時間前の出来事と思えるぐらいに鮮明。それは 頭がクラクラするぐらいの驚き だった、本当に...。ちょっと怖かったぐらい...。

この一週間は「忙しい」という「安易な」言葉では片づけられないのかもしれない。このような時間感覚を覚えるたびに思い出すことがある。大学生になったばかりの頃に読んだ本、トーマスマン「魔の山」の一節。


その本文の一節は忘れてしまったが、要約すればこんな感じのことだった

長い長いと感じ過ごした日々は振り返れば短く
あっという間に過ぎ去った日々は振り返れば長い

二度とはないこの日々を、どうせ過ごすなら密度濃く過ごしたい。それは「生き急ぐ」のとは違う。

物理的には短い人生であっても、「長い人生」というものはあるのだろう。その逆も真なり。

Hey, I feel alright. And everything's gonna be alright.


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