悲劇、でも「悟り」への一歩かも...

あああああああっっっっっ、うんがぁぁっ！！

痛いよぉ～！！耳（？）がもげてもうたやんけ～っ！！

ということで、悲劇でした。かなり気分良く走った前後なので、まさに天国と地獄。ウィンカーの接続コードを除いて、完全に本体から外れました。

何が起こったのか？

むぅ... 書きたくないぞ...　恥ずかしいからとかじゃなくて、もうどうでも良いことだから。なので、ダイジェストで

ドカショップの駐車場に入る瞬間、その入り口に10時開店前のため張られていたチェーンに気づかずに進入、チェーンに気づいたのがチェーンから１，２メートル手前、チェーン激突数十センチ手前で愛車「瞬停」、右側から転倒

あ？全然ダイジェストってないね、詳細だわ...。

さすがBremboブレーキ、素晴らしい制動距離、でもライダーの制動距離はBremboクオリティではなかったようです（泣）

転倒した愛車の横で、呆然とたたずむ私のところへ、ショップのメカニックの方が直ぐに駆けつけてくれた。そしてショップの整備場へ搬入。社長さんをはじめ、ショップのスタッフの方、お客さん全員から声を掛けて頂いた。ご心配おかけしました。

傷の具合は驚くほどに軽症。転倒直後はミラーが外れて、目を覆いたくなるほどに悲惨な姿であったが、細かく調べるとボディへの傷がほとんど見当たらない。気づくのは初コケの時の傷ぐらい。

思いのほか、スローに倒れたようです。

転倒の瞬間は完全に記憶喪失なのですが、右足に痛みがあることから、転倒ギリギリまで踏ん張ったようです。身体のためにはバイクは投げ捨てるべき、ということは頭では分かっていても、やはり実践できなかったようです。

それほどまでに、愛情深いってことなのさ。

その後、ショップの社長さんや奥さんらと談笑した。ショックを受けている私への配慮なのか、とてもありがたかった。楽しいバイクの話題でお喋りしていると気分も晴れやかになります。感謝です。

でも、そのご配慮だけでなく、初めての転倒やその後の接触事後のときからすれば、気分的な落ち込みはない。皆無ではないのだが、「ウジウジ」考える気分ではなく、むしろ「さばさば感」すらある。

何故だう？

チェーンに気づかないで突っ込むこともあるわなぁ...

冬晴れの日差しの中では銀色のチェーンは意外と見難いぞ...

そもそも

あんなバイクに乗ってりゃ、倒れるさね...

倒れなきゃバイクじゃないし...

言うなれば、こんな気分である。

開き直りとは違う思いである。言うなれば　バイク乗りの「悟り」　に一歩近づいたようなそんな気分、と一人納得しているのであった。

そもそもショップへ行った目的は「バッテリーチャージャーの購入」。ですが、「自宅駐車場に電源無し」「バッテリー取り外しが面倒」という二点から購入を断念。オフシーズン無しに、マメに乗る決意をしたのであった。ということが分かってたらショップに行くこともなく転倒もなかったのになぁ　という後悔の念はありません。

2010年のDUCATIアパレルカタログを頂いた。今年は、念願のDUCATIウェアを購入したい。

と、次なる野望で本日の悲劇をごまかしているような、その程度の「悟り」？なのかもしれない（笑）