2010年5月4日火曜日

湯布院へ:バイク不調編

湯布院ツーリングから帰宅直後、時刻はPM9:30過ぎ、自宅駐車場にて。愛車が悲鳴を上げているようです...、ゴメンな...。

自宅駐車場はなだらかなスロープを登って進入するのですが、そのスロープを登れない程に走れなくなっていた。では、どうやって入れたかというと、自宅前が一般道路の坂で、この坂をどうにか登って下る勢いで駐車場に進入したのです。

何があったのか?

発端は車検直後から兆候はあった。車検後に1時間ほど走ったが、1,2度エンジンの吹け上がりに違和感を覚えた。この時は発生頻度も少ないので無視した。

翌日は100km以上走った。昨日の障害と思しき現象が数回出始めた。頻度は増えたが確実に起こる現象ではなく、更に翌日にどうしても走りたかったのでここでも無視することにした。結果的にはこの時の判断は誤っていたことになる。大きな反省点。

そして、翌日の湯布院ツーリング。

ヒロシと待ち合わせた最初のSAまでの走行では、昨日までの障害はそれほど感じなかった。「それほど」というのは「発生しなかった」訳ではないということ。その現象を覚えていないが、通常の走りではなかったことは確か。

現象がはっきり現れたのは次の山田SAまでの走行。5,000rpmまでは表現するなら「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」というエンジン音が、それ以上の回転数になると「がぁぁぁぁっ!」と唸って5,000~6,500の間の回転数に留まってしまう。5,6速共に同じ現象。そして100%の再現性。速度はそこそこ出るのだが回転数がその領域に入ると確実にエンジンが「唸る」、速度は上がらない...。

バカ(で無知)な私は、何度か強引に回転数を上げることを試みたところ、インパネ最上部にある赤ランプ(イモビ用のランプ?)が数回点滅した。始めてみる現象で心臓はバクバク唸った、しかも高速走行中、しかも結構な台数の交通量の中...。

山田SAに到着して、この症状をヒロシに伝えたが、私の伝え方が駄目だったのかヒロシは「??」状態。その後、高速を降りるまでの走行では5,000rpm手前で唸るようになった。悪化しているということか...。

高速を降りて、別府温泉へ途中でヒロシに私のに乗ってもらってあっさり症状が判明

クラッチが滑ってる

ドカショップに電話して、ほぼそれが原因という意見を頂く。

その後はエンジンを「唸らせない」走行でトロトロ走る。ドカショップの「いつ止まるか分かりません」という言葉に恐怖しながら。

そして湯布院インターから帰宅。山田SAまでの走行では4,000rpmで唸り、坂道でようやく100km超す速さ、上り坂は80kmがやっと。

山田SA以降の走行は悲劇。3,000rpm出なくなった。「屈辱的」な走りに泣くよりも、他の走行車の邪魔にならないようにするのに腐心した...。

しばらくして、後ろを走行してくれたヒロシから「高速降りよう」と提案したのが嬉野インター手前。ここで降りた。ヒロシが先に帰宅してトラックを手配、私は一般道を走行するという段取りとした。

しばらく一般道を走っている時に、走り方に気づいた。つまり、トップギアからシフトダウンしても馬力は全く出ないが、一旦停車して何とか三速にするとそこそこのスピードが出る。数百メールの上り坂を登れることを確認して、再び嬉野インターから高速に乗る。

その後の高速走行は上り坂付近で停止してしまうことが数回あった。停止前に可能な限り路肩に寄せて停車、そして発進を繰り返す。本来これは危険行為で、到底褒められる行為ではない....。

そして自宅到着。自宅が高速入り口に近いことを感謝した。

その後、ヒロシからクラッチについて解説して貰って障害の原因を理解。自宅に戻って999の整備本を読みながら納得。

翌日、ドカショップの方が自宅に引き取りに来た。進まないバイクを、スロープを付けたトラックの荷台に載せる「技」は素晴らしかった。さすがプロです。そして、トラックの荷台にくくりつけられて運ばれて行く愛車を見るのは、悲しいものでした...。

今回の件で反省する点は沢山ある。が、ここでは敢えて書かないことにする。しかし、今後このバイクへの付き合い方に活かすのは言うまでもない。

申し訳なかったのは、ヒロシのせっかくのツーリングを中途半端にしてしまったこと。また行こうね。そして復帰した999Sに乗って下さい。

「二年目冒頭から、こんなスタートかよぉ~」と嘆かない訳はないのですが...

4 件のコメント:

  1. 車検整備で点検すべき項目>クラッチ
    乾式クラッチはプレートの山があるかないか
    カバー外した段階で判明するのだけど・・・

    車検の時、チェックしていない。
    点検整備簿にチェックが入っていたら
    その店は今後注意せねばいけません。

    国産の場合、クラッチが滑ると速度は上がらないがエンジン回転数は上がるんです。

    これもドカの七不思議ですか・・・
    SS900も正確なエンジン回転数は拾っていません。だってユニークなやり方で回転数計測してるからwww

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  2. 今回の整備については私も同感で、大変疑問に思っています。多分今週末に修理があがるのでその時に尋ねるつもりです。

    今回の教訓でクラッチの点検を自分でやらねばと思いました。目指すは交換までです。

    ところで圧倒的なバイクキャリアの黄色いΓさんは、乾式クラッチはお好きですか?僕は好きです、訳は説明できませんが... ^^;

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  3. 乾式クラッチの独特なシャリシャリ音は
    レプリカ世代にはたまりません(笑

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  4. > レプリカ世代にはたまりません

    あはは、やっぱりですね(笑)。同じような発言を読んだことがあります。

    レプリカ世代に乗れなかった私ですが、皆さんの言わんとすることは分かるような気がします。

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