1990年
著者の本はこれで何冊目だろうか、5,6冊かな? 宮部ワールドとも言うべき、すっかり引き込まれてしまうストーリー展開や登場人物の描写はどの本も素晴らしい。いつも「上手いな~」と感嘆してしまう。
これも宮部作品の特徴かもしれないが、物語の最初のころには接点の無かった登場人物が、ストーリー展開と共に絡み合ってくる様子はワクワクさせられる。それが不自然な絡み方でないのは、しっかりと練られたプロットがあるからだと想像します。
というように圧倒的に「面白い」作品なのだが、もう一度読みたくなるかどうか疑問なのがこの著者の特徴。このことは以前から感じていることなので、もう深く考えない。私にとっての宮部みゆき作品はそういうものと解釈しています。勿論、まだまだ読みますよ、宮部作品は。
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