2010年12月23日木曜日

お一人様:平戸牛を求めて

平戸城です。小高い丘?の上にあります。映画「蜘蛛巣城」を観たばかりなので、お城には興味が無い私でも近くで観ようとしたのですが、有料なのとお目当ての焼肉屋の開店時間だったので、お城には入りませんでした。

ということで来ました平戸、1年7ヶ月振りです。前回は平戸市内は通り過ぎて生月へ行っただけ、今回は平戸市内のみ。目的は平戸牛です。

早朝7時に出発して、いつもの海岸線をノンビリ走りながら10時半前に到着。気温は低めですが快晴で、到着した頃には日差しも出て暖かい、絶好の日和です。恐らく今週末の天気は崩れるようなので、本日をチョイスして正解でした。

これは市内に入る手前の売店で買った大氣圏の「あごだしらーめん」。前回は大氣圏で実際に食べました、私はとんこつラーメン好きですが、これも良いです。

そこの売店のお姉さんに尋ねた

平戸牛って買えますか?

お姉さんはおもむろに配布用の平戸地図を取り出して

二軒あります

と場所をペンで印を付けてくれた。

「え?二軒しかないの」という疑問はあったが言わずにオトナシク説明を聞く。一軒はこの売店のすぐそばで「副業で肉屋をやっているので閉まっている時もあります、忙しいそうなので開いてないかもしれません」と。そしてもう一軒はお目当ての焼肉屋の精肉店でした。

先ずは近くの「副業肉屋」を覗いてみた。開いていたが、店先から覗く肉の陳列棚にはどう見ても肉があるようにはみえない。「副業が忙しいんだ」と思い、この店は諦めた。

ここがお目当ての焼肉屋。開店が11:30 なので10分ほど待つ。

するとそのお店になにやらブツを届ける若いお兄さんが出現、どう見ても精肉屋さんの格好です。お兄さんが帰る道をちょっとだけ尾行したら、売店のお姉さんが教えてくれた精肉店の方向に向かった。

ターゲット2の居場所確認

と心の中で呟く俺です。
2,100円の焼肉ランチを注文。注文を受けたオバちゃんは「お一人様なら、調理済みメニューもありますよ」というような反応を返してきたが、無視して「ランチで」と強調した。

肉の内訳?は
牛ロース、牛カルビ、豚バラ、地鶏がそれぞれ三切れ

そしてご飯と味噌汁、その他。

美味しいです、値段の価値はあります。ですが、「やきにく倶楽部」の900円の方に軍配を挙げたい。あっちのはタレ無しでも十分美味しかった。そしてコストパフォーマンスも重要です。そういえば、豚バラ肉は、高級のよりも塩辛い味付けでその辺に売っている奴の方が私は好きなようです。

食後、尾行の成果?でたどり着いた精肉店、焼肉屋から歩くこと5分。

沢山の肉があり、お客も途切れない、もう一軒とはえらい違い...。

遠方からバイクで来たことを告げると、幼なじみ(トクジロウ)のお母さんを思い出させるオバちゃんがムチャクチャ親切にしてくれた。「あたしが選んであげるから、欲しい肉を言ってね」と。

カルビって何ですか?

と尋ねると、どうやら正式?な部位じゃないそうです。店内にある牛と豚の部位を表示するイラストで色々と説明して頂いた。

帰宅して調べたところ、
カルビとは: 韓国語で「あばら骨の間の肉」。多くの場合は牛の肉を指すが、鳥、豚においても指すことがある。

オバちゃんの説明は少々乱暴だったようです(笑)
買うのはお正月用に食べる焼肉用。そして買ったのは

牛ロース:霜降ってます、本来はステーキ用です。
牛カルビ:赤みが多い。
牛タン:私の好物。「タンないですか?」と尋ねると、オバちゃんが店奥から持ってきてくれた。
豚:「うずしおポーク」という地元産、かなりのお勧めらしい。

写真手前が「うずしおポーク」。値段は600円ぐらい、牛と比べるとその値段の安さに驚く。というか牛と比較すると値段感覚が麻痺します。

全部でお値段は 10,000 円。7人で贅沢な焼肉をするには安いと思います。

この店は地方発送を頻繁にやっているようで、宅配便の箱が山積みされていました。「松坂牛の種牛は平戸牛なの?」とオバちゃんに尋ねると、聞こえなかったのか分からないが軽く頷いただけで、「全国に送ってるよ。兵庫県への発送は多いね」と言われた。

お代を払うと、「これあげるよ」と言ってオバちゃんはタレをくれた。

平戸牛は味が濃いから、あっさりしたこのタレが良いよ。味は市販のタレの方が美味しいけどね。

と、このタレは美味しいのか美味しくないのか分からない説明を添えて...。

「ぬくぅなったら、またこんねよぉ」
(訳:暖かくなったら、また来て下さい)

と言ってオバちゃんは見送ってくれた。

午後1時に帰路につく。もう少し走りたい天気ですが、どうも肉が気になって帰ることにしました。

平戸大橋。前回は有料でしたが今は無料。綺麗な橋です。

来た道と同じ道を帰り、最初に見つけた高速道路入り口から高速を使用。ノンビリなクルージング走行だったが、シャコタンベンツに先導?されてハイペースに移行、予定を変えてそのまま実家に向かう。背中リュックの肉のトレイが背中のちょうど良い部位?にあるのを動かしたくなかったので、結局ノンストップで実家に到着。時刻は午後2時40分、早くないか...? 平戸って近いのね(笑)。無料区間もあって、ETC付けてないけど高速道路料金は1,000円だしね。

そういえば、高速出口料金所で、料金受け取りのオジちゃんから

良い(エンジン)音だねぇ

と言われた。なんだか、オバちゃんオジちゃんに癒された今回のツーリングでした。

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