2010年12月19日日曜日

受け継ぎたいものです (DUCATI 888:本当のエピローグ)

実家の店先に展示しました。このまま家にあると、チョコチョコと手を加えてしまうので、一旦区切るために、実家に追いやった。

この実家では自営業を営んでおりまして、勿論お客さんが来ます。時にはサービスを受けるために数時間待たれるお客さんもいます。そんな実家兼お店に、小学生の頃だろうか、私の兄が作ったプラモデルが置かれるようになった。

1/12 ポルシェターボ RSR934
全長360mmもあるビッグスケールで、このおかげでポルシェと言えば、このオレンジを思い出してしまう。

タイレルP34
あの六輪の奴です、多分 1/20 だったと思う。今この瞬間、作りたいF1の一台はこれです。

フェラーリ312T
1/12 だったような気がする。ビニールパイプがゴチャゴチャある、もの凄いエンジンと赤色が眩しかった。これが今も続く「イタリアンレッド」というものに魅かれた最初だった。

スズキGSX1100Sカタナ
1/6スケールの超ビッグな奴。兄貴が作る最初のバイクだったと思う。彼は自身の進路が左右されるとんでもない時期(と思っていたのは周囲だけ?)に、密かにこれを作っていたことを知るのは私だけ。

他のプラモデルも店先に展示(放置?)されていたかもしれないが、思い出せない。そういえば、誰が店先に置くことにしたのだろうか。当時のあの兄貴が自ら置いたとは到底考えにくい。いずれにしろそのお陰で、意外にも多くの方の記憶に残っているようです。

そして何十年かの歳月が経った今、私がその役割を担うことにしました(誰からも頼まれてないけどね...)。完成品を一人でニヤニヤして楽しむよりも、あまり興味の無い方も含めて、ご覧頂いた方がプラモデルにとっても良いに決まっています。

そして何よりも、私よりも年若い次世代の方々に、オートバイ、クルマをはじめ魅力的な「芸術作品」たちのことを知ってもらいたいと思う訳です。願わくば、誰かの頭の片隅にちょっとでも残したい、私が兄貴のプラモデルから影響を受けたように。

この展示ケースでは、「750ライダー」の「ピットイン」のポスターのように、そして「こち亀」の派出所に放置されている(時に埋まっている)バイクのように、カウルを付けたり外したり、または別のバイクを置いたりしたいものです。これは、気づいた方を心の中で「ニヤッ」と笑わせるのが目的です。


ダンボーミニ: ええなぁ~このドカ、ナンボすんねやろ?

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