W. W. Norton & Company (2012-12-31)
データ分析を学ぶ過程で、Charles Wheelan 著の Naked Statistics: Stripping the Dread from the Data を読むと、本書が最も好きな「統計学の本」であり「データ分析の本」の一冊となった。
すでに本書について、以下のように多くを投稿していたので、先月読み終えた後も、全体的な感想を投稿した気になっていた。
- 緻密と正確は違うよね?
- 統計的思考:相加平均と中央値
- 不都合な映画ランキング
- The Monty Hall Problem 再び
- Central Limit Theorem の例題
- 平均の違いを計る:The Standard Error for a Difference of Means
- Statistical Inference:現代の「嘘発見器」
- 未来予知能力を謳った学者、メディア力の差
- Type Ⅰ & Ⅱ エラー(第一種過誤と第二種過誤)
- 開票率 0% での当確:Standard Error of Sample Proportion サンプル比の標準誤差
- Sex Study が語るもの:俺は違うけどね...
これらの投稿を振り返ると、それまで統計学やデータ分析で学んだエッセンスを再度確認していることが分かる。本当に基本的なことばかりで、本書を読むまでは、分かっていた気になっていた、と改めて気付かされた。
本書の特徴として、教科書的な統計学本にはない、また日本の「誰それにも分かる統計学」という説明不足の統計学本とは全く違うところにある。そして
統計学のエッセンスを
現実出来事と統計学を結びつけて
丁寧に
想像力豊かに
ユーモアたっぷりに
語りかけている
そんな特徴のおかげで、本当に深く統計学のエッセンスを理解できることができた。
原書で読もう
本書は、技術本では最初に読んだ電子本となった。特に電子本のファンではないが、技術本は電子版の方が便利な面が多い。頻繁に参照するし、メモを書き込みたくなる。本書の日本語版があるかは知らないが、あっても興味はない。
それに現代では、本気で統計学やデータ分析を学ぼうとする人なら、技術本の良書は、英文であっても手に取るだろう。そうとう昔、私でさえ、日本に TCP/IP の良書がなかった頃、O'Reilly の TCP/IP Network Administration を原書で手に入れた。サラサラとは読めなかったが、技術本なのでジックリ理解しながら読んだ。そのためか、今になっても有効なネットワークの知識の多くを、この本から得られた。
文学書や小説と違って、技術本は原書の方が読みやすいとも言える。それは、数学は英文の方が理解しやすいことと同様。それに良書である確率は、日本語より英文の方が圧倒的に高い。


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