以下はスクリプト Jags-Ymet-Xnom1grp-Mrobust.R に定義されている MCMC モデル。強調フォント行は、正規分布の場合と異なる行。
model {
for ( i in 1:Ntotal ) {
y[i] ~ dt( mu , 1/sigma^2 , nu )
}
mu ~ dnorm( meanY , 1/(100*sdY)^2 )
sigma ~ dunif( sdY/1000 , sdY*1000 )
nu ~ dexp(1/30.0)
}
次のずは、このモデルによる分析を Jags-Ymet-Xnom1grp-Mrobust-Example.R で実行した結果(本書図 16.8 に相当)。赤枠の「σ と log10(ν) の正の相関」に注目する。
その相関が意味するのはa signature of the data having outliers
データに外れ値があるサイン
左の図16.6「最尤推定」からも、外れ値を含めるには、ν が小さくなるか σ が大きくなる必要がある。
パラメーター推定値は以下のとおり(本書図 16.9 に相当)。
左列最下段の Normality は、mode = 0.614(ν ≈ 4) のように、prior 1.47(ν ≈ 30) から大きく減少した。つまり「外れ値に対応」したことを示している。ここでは、Normality ν の厳密な推定の必要はなく、正規分布の境界値 = 30 = log10(1.47) の「上か下か」を見る程度。
正規分布を用いた posterior-predictive check (左図 16.3)と、今回の結果(右列最上段)を比較。今回の t 分布の方が、中央値付近の値や左右の外れ値に、より対応している。
他の推定値を、正規分布での結果と併記する(mode, 95%HDI)。
μ σ Effect Size
norm 107[102,113] 25.4[21.5,30.8] 0.289[0.0492,0.551]
t 107[101,114] 19.3[13.1,26.5] 0.348[0.0695,0.691]
t 分布の方が、mode が小さく、95%HDI が狭い。両分布の外れ値への「反応」が数値に出ている。
「2 グループ比較」に続く。



0 件のコメント:
コメントを投稿