最近ニュース見てる? 俺たちのアメリカ合衆国大統領候補のことどう思う?
とステージ上で叫んだのは、Green Day のボーカリスト Billie Joe Armstrong 。
"You guys been watching the news lately? What do you think of our candidates for the presidency of the United States of America?"
これは Rolling Stone 誌の Watch Green Day Bash Donald Trump During New Jersey Concert から。
著名人による政治的発言については、以前「アーティストの政治的発言」に書いた。
私は、この手の感情は作品で表現して欲しいので、こんな出来事には興味がない。とはいえ、さすがに政治家や一部の権力者の発言だけでは、物足りない出来事が多すぎるのも事実。
何年か前の私なら、この Green Day の発言は嫌悪したかもしれないが、今回はかなり楽しんだ。Rock と政治なんて、まったく不自然な組み合わせだが、今回ばかりは妙に「Rock だね」と思ってしまった。
お前、それダメだろ!
"There is no white supremacy in this fucking room right now. We are coming together, tonight here in New Jersey, to call bullshit on all the fucking politicians."
くそったれ政治家どもをクソ野郎と呼ぶために、俺たちは今夜、ここ New Jersey に来た。
全くもって痛快です。もうすぐ発売で待ち遠しい Green Day の新作の宣伝行為だとしても素晴らしい(そんな行為する必要がないほど、すでに大御所な Green Day だけどね)。
私もこんな風に叫びたい日本の政治家は少なくない。
As the band continued the song, Armstrong changed the song's lyrics from "Pulverize the Eiffel Tower" to "Pulverize the Trump Towers."
この後 「エッフェル塔を粉砕」の歌詞を「Trump タワーを粉砕」に変えて歌った。
日本の場合は Rock ミュージックに期待できないので、この際、私は聴かない「演歌」でも良いので
くそったれ政治家どもぉ〜!
アタイが成敗してくれるぅ〜!
音楽を楽しむ平和
平和な状態じゃないと、音楽を楽しむこともできない
私は、他国の政治にとやかく言う「偽善者」にはなりたくないので、米国大統領選挙についても本来なら触れたくない。ただ、今回ばかりは「娯楽」として傍観したいほどに「変」だと思っている。こんな展開、誰が予想できただろうか? 去年の段階でのオッヅを知りたいぐらいだ(笑)
「Trump が選ばれたら、日本の国益が損なわれる」とか、無責任に発する連中のことは理解できない。また、その声を聞くたびに「時代遅れのオバちゃん」としか思えない Hillary Clinton にも笑ってしまう私。
Hillary を否定する米国人も多いし、その一つの結果として Trump が候補になっている米国の背景にこそに興味がある。米国のメディアですら、見誤っている何かがあるような気がする。何を誤ったのかがわかるのは、今ではないのが「世の中の面白いところ」。
社会を風刺するのが芸術の役割。見えにくい真実を炙りだす力があるから。芸術が追い求めるのは、常に平和だと思っている。何万文字の御託を並べても、たとえそれが正論だったとしても、たかだか 3 分間の音楽の方が心を打つことだってある。むしろ、その方が多いと私は信じている。
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