2017年2月7日火曜日

2+1 ミサロッソ:食った2つ

レンコダイの干物、お前は美味いのか? からの続き。

干物買って直行したのがミサロッソ。午後三時半前に到着。前回行ったのが12月9日なので、久しぶり感は全くないが、食いたい気分はいつもと同じ。ただ、今回はいつもと違うメニューにした。


#1: ベーコンエッグチーズバーガー

いつもの「ミサモンスター」を「大人しくした」感じだが、超うまい。「ミサモンスター」のボリューム感を改めて感じるが、こちらもオススメしたい。

どのくらい美味かったというと、この品が出るまで没頭して読んでいた村上龍著「星に願いを、いつでも夢を」の内容を、一口食った瞬間に忘れたほど、本当ですよ。まぁ Foodstagram は論外だが、私は美味いとそれだけに没頭してしまう。店内に、漫画読みながら食ってる客がいたが、私にはできない。

この品を持ってきた店員から

じゃ、お持ち帰りの分は、今から作りますね。

これは、お持ち帰りの分を作るタイミングを、少しでも遅らせようという配慮。そう、ベーコンエッグチーズバーガーと合わせて、お持ち帰りで「ミサモンスター」を注文しておいた。


欲望に肯定的

普段はプロセスチーズなんて食べたくないが、こうやってハンバーガーの具材としてミックスされると「良い仕事」をしてるのに気づく。料理の面白さでもある。

そんなこんなで、ベーコンエッグチーズバーガーは、あっとう間に終盤まで食った。

ヤバい、もう一個食いたくなってる...

という雑念?を払拭するように、食べる速度を意図的にスローダウン。しかし、余計に味わうことになって

もう一個食っちゃおうかな...

の方に一気に傾く。

これまで、一個目でこんなに物足りなくなったことはない。ミサモンスターや Kaya のデカイ奴に慣れているためかもしれない。そして

美味いものを食いたい!
そんな欲望は歓迎しようじゃないか!

と、意味もなく、そして余計なほどポジティブな方向に舵を切って、もう一個食べることにした。


#2: デカカツカレーバーガー

問題は何を食うかだ。

お持ち帰りのミサモンスターと、今食ったベーコンエッグチーズバーガーは系統が同じ。できれば他の系統にしたい。となると、フィッシュバーガーかコロッケバーガー。

コロッケバーガーはちょっと違うな...

お持ち帰りのミサモンスターを届けてくれた店員に、意見を求めてみたら

それでしたら、フィッシュバーガーか、コロッケバーガーですかね?

やっぱりそうくるか。

ちなみに、これがお持ち帰りの品(撮影したのは自宅)。
本来は紙で包まれただけで温かく、買った冷凍干物と一緒にするには抵抗があった。「冷たいものと一緒に入れるので、包む新聞紙を頂けませんか」と尋ねたら、「こちらでお包みします」となって、この結果。若干の「過剰包装」だが、感謝しなければね。

さて、葛藤?の末、二個目はデカカツカレーバーガー。メニューに載ってないのは「在庫次第」だそうだ。多分「カツ」のことだと思う、「調べてきます」と 2,3 分間厨房に引っ込んだ。戻ってきた店員は「いけます、デカカツカレーバーガー」、ならば「よろしくお願いします」と俺。
「フィッシュバーガーは食べたことがある」としながらも、デカカツカレーバーガーは2014年11月に食ってる。今回も最初の反応は

カツカレーのハンバーガー版

という当時と全く同じ。

重量的には、明らかに一個目に食ったベーコンエッグチーズバーガーより上。「失敗したかな...」と思ったが、一口食って「いやいや、正解です!」となった。

ソースが「まんまカレー」なので、私の好きなハンバーガーの系統からすれば「邪道」。それでも満足しながら食ったのは、普段「トンカツ」を食わないし、そもそもこんな風にカブリついては食わない。トンカツは「切る」か「切れてる」ものだが、これは「切れてない」ままカブリつく。

この店のバンズは格別で、それと一緒に食べる「カツカレー」は新鮮だな。「米は要りません」てな感じだ。そういう意味では、立派に「バーガー」なんだよな。

「この豚も美味いな、やっぱ鳥、豚、そして牛だよなぁ」と自分の嗜好を再認識。端っこの脂身も、異様に美味しく感じた。


空腹を満たすだけじゃないメシ

食い終えて「若干食い過ぎか?」と問うてみたが、「そうだなぁ、ちょっと無理すればあと一個はイケる」と思えたので、そこまで食い過ぎじゃない。

この満足の食事の威力は、夕陽に間に合うよう走った帰路で痛感した。
いつもの海岸沿いルートは、行きの道より走りやすいのはあるが、気持ちというか何というか、とにかく「気分良くアクティブ」に走れた。「何食おうか」とかの雑念もなく、終始アタマの中は空っぽだった。要するに、高い集中力がずっと持続した。

ドラマ「侠飯(おとこめし)」の柳刃のセリフが言い得て妙だ。

メシってのは、空腹を満たすだけじゃない。

以前、「食が細い人は信用できない」という発言を読んだ(作家だったと思う)。色々な解釈ができるが、私は概ね賛成だ。そして他人がどうこうより、「食える」状態、「食を楽しむ」マインドを、常に自分の中に保ちたいと思っている。健康云々ではなく、単に「食えないとアクティブに動けない」からだ。

いつの頃から健康関連の情報が氾濫、何を主張したいのか最早意味不明だ。真実はもっとシンプルなはず。

食えるから健康、食わない健康は不健康

そういえば、カロリーや栄養とかを、近頃は気にしない。野菜を多く食ってるが、それは「美味いもの」を求めた結果。「空腹を満たす以上のもの」を、探したり作ったり、そして食いたいだけ。

こんな欲望は、肯定的に捉えたい。

PS
一応書いておくが、この日の晩飯は不要だった。美味いものは腹持ちも良い。

自宅でもう1つ に続く。

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