2024年11月9日土曜日

植物診断室

植物診断室

著者:星野智幸
発行:2007年1月15日初版
斎藤美奈子の『本の本』の紹介で本書を知った(と思う)。一気に読了したが、斎藤美奈子の書評と同様の感想を抱いた。

恋愛、育児、家族...、それらが本書の物語のテーマかどうか少し考えてみたが、違うような気がする。比喩的表現が多い本書だが、私なりにその効果を理解しながら読んだ。例えば「この世の中で生きるということ」、若干大袈裟だが、軽い気持ちでそんなことを考えた。

本書の中で「育児」の様子が描かれている。「今はそうなんだろうなぁ」という感じで読んだ。

そういえば先日、ボクシングジムのコーチと「子育て」の話題になった。コーチは私よりひとまわり年下だが、お子さんの育て方は、私の考え方と一致。「子どもは勝手に育つ」までは言い過ぎだが、そんな感じ。私の子どもの頃の記憶では「親にべったり」ではなかったし、周囲もそれは「カッコ悪いこと」とみなされていた。

多分、コーチと私の考えは「古い」と見なされることだろう。とはいえ「子育て」に古いも新しいも無いと思っている。ここでは書かないが、「正しい子育て」は大昔に既に確立しているのだ。

「この世で生きる」過程において、家族、恋愛、仕事、育児、その他もろもろに遭遇する。対処の仕方は人それぞれなのだろうが、偏った考え方だけはしたくない。と言ってる私も「偏ってる」のかもしれない(笑)

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