二曲目に「この歌を唄うのは難しい。横でギターを弾く方が好きだ」と言って演りだしたのは スローバラード。最初の1、2秒でこの曲だと分かった、完全に予想外の曲だったがすぐに分かった。心のどこかで演ってほしいと思っていたのかもしれない。
昨日は車の中で寝た
あの娘と手をつないで
あの娘と手をつないで
涙がこぼれた...。
大好きな音楽を聴いて、この自分が泣くことがあるとは思ってもみなかった。
左手最前列の二列目から観るチャボは、稲佐山の空高くへ向かって唄っていた。
カーラジオから スローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ
ぼくら夢を見たのさ
とってもよく似た夢を
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ
ぼくら夢を見たのさ
とってもよく似た夢を
この歌が清志郎とチャボの二人のことを歌っていると感じてしまった。本当はそうじゃないが、そう感じてしまうほど心と身体に沁みた。
悪い予感のかけらもないさ
うん、そんなもんないよ、清志郎!!
「スローバラード」は「雨上がりの夜空に」の次に知ったRCサクセションの曲だった。
RCをちゃんと聴きはじめたのは大学生のころで、リアルタイムではなかった。その頃所属していた軽音楽部の同期生に、RCとストリートスライダースが好きな女の子がいた。彼女からこんな話を聞いた。
ある男が好きになった女の子が大好きだという曲のタイトルが「S」で始まる。
その曲を懸命に考えた男の出した結論は、佐野元春の「Someday サムデイ」。
答えは、RCサクセションの「Slow Ballad スローバラード」。
その曲を懸命に考えた男の出した結論は、佐野元春の「Someday サムデイ」。
答えは、RCサクセションの「Slow Ballad スローバラード」。
当時の私は「うん、うん、そうだよな。Someday より Slow Ballad が好きであって欲しいよな~」と思ったものでした(Someday も良い曲ですよ、勿論)。
あれから月日は流れても、この曲が色褪せることはないし、これからもない。
チャボ、心に残る夏をありがとう。清志郎ぉ~、ありがとう。
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