2009年9月20日日曜日

南九州ツーリング:二日目 宮崎(前半)

二日目である。

本日が今回ツーリングのクライマックスとなる予定だ。宮崎までのルートは全く想像できない。「たどり着けないかも?」という不安 も無いこともなかったが、それよりも期待の方が断然大きかった。

高まる期待にAM5:00起床し、温泉に入りチェックアウトしようとしたのがAM5:50。ところがチェックアウトができない...。フロントに人が居ないのである。食堂で朝食作り中のおばさんに尋ねると「6:30頃からだと思うよ~」だって...。部屋へ引き返してベッドで呆然と過ごす...。6:15頃にフロントに行くと、ノーメイクの女性が眠そうに応対してくれた(無愛想ではなかった、逆に丁寧に愛想良く対応して頂いた)。

結局 AM6:40出発。高森を目指して南下。日差しが無いところは 寒い...

57号線の坂梨から567号線を南下するコースは、北上する逆のコースはあってもこの向きは初めてだと思う。全く初めてのコースに思えるほど新鮮で面白い。広い道ではないが、周りが大きく開けていて、草原の合間を「進入」するような感覚は爽快。寒さも忘れてしまう。

そして小休憩するところは、やっぱり「月廻り温泉館」。昨日は素通りしたが、やはりここにこないと阿蘇に来た気分にならない。さすがに売店は開いていないが...。

寒さのために、暖かい缶ジュースを探すが無い...。後で到着した50代後半のツーリングのおじさんも「寒いですね~」と唸りながらトイレに走っていかれた。

もう一度、宮崎へのルートを確認して出発。ルートといっても、当分265号線をひたすら南下するだけだが...




265号線をひた走ること30分余り、山中の寒さに絶えられずに停車して、長袖Tシャツを追加して着ることにした。

Google Mapの真ん中に水色の丸ポチが現在位置。そうです、ここはかなり 九州のど真ん中 なのですよ!!

ちなみにこいつは GoogleのAndroid OSを搭載したdocomoのスマートフォン。今回の旅でかなり威力を発揮した。現在位置の確認だけに使ったが、それだけで十分に役立った。これは会社の開発用。Android携帯の調査も兼ねて使用しています。本当です!

閑話休題

寒さを除けばここまでの道は快走であった。深い深い山の景色に吸い込まれそうな爽快感。

ところが...。椎葉村に入った辺りからの1時間余りはの走行は、かなり酷 であった。道がダートとまではいかないが、999Sでは走行し難い道が続く。後で地図を見直したら、若干の抜け道もあったようだが、総じて 999Sには「酷道」 となった。

そんな過酷な道ならではの発見は 野生の小鹿 を見たこと。二匹をかなりの至近距離で見た。すぐに山中に逃げて行ったが、その美しさには見とれてしまった。自然の環境で生き抜いている美しさと言えばいいのだろうか、近寄りがたいオーラがある美しさであった。

結果的に、今回の宮崎ルートはこの区間以外は快走コースだったといえる。ルート選択は合格点でしょう。

そして265号線から219号線へ。ここで小休憩中、「酷道」を証明する事実が...。

あぁぁぁぁぁ....!! リフレクターがぶら下がっている...。

前回の改善で高くした結果、リフレクター自体がリアタイヤに巻き込まれることはなくなったが、高くしたことで「根元」から割れることになったようだ。

まだ付いている反対側も強引に手でちぎって、バックに直す。なんだか、抜けかけた永久歯を強引に引き抜いて、歯医者に持っていく心境(そんなことはしたことはないが...)。

219号線(米良街道)を快走、良い道だ。気づいたら市街地も抜けて、シーガイアも無視して、宮崎市の中心部に到着していた。

後半へ。

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