2009年9月20日日曜日

南九州ツーリング:二日目 グルメ編

青島でお昼御飯。

ラーメン屋が二件あり、悩んだ末にどちらも却下。理由は、店内が見えなくてかなり寂しい店構えのため。普通ならそんなことは気にせず入るのだが、昨夜の失敗 が頭をよぎった...。

ということで「安全パイ」そうな、ちゃんとした?店構えの海鮮料理屋を選んだ。

明らかに海鮮料理が美味しそうだったが、宮崎やったら「チキン南蛮」という声がして(誰?)、チキン南蛮定食を注文。

チキン自体は美味しかったのだがタルタルが「重い」。お酢がきつ過ぎるようにも思う。

* お酢の指摘は、晩ご飯を食べたももやき屋のオネェさんが教えてくれた、「お酢が利きすぎてなかった?」と。チキン南蛮もお店によって色々なのね。そりゃそうだ。


「鬼の洗濯板」をぶらぶらと1時間余りして食べた マンゴーソフトクリーム

露天の数件でもマンゴーソフトクリームやアイスがあったが、選んだのは大きな物産店の中にある店舗。完全に店選びが消極的になってる...。

味はグッドです。選ぶとしたら、昨日のジャージソフトクリームよりこちら。この刺すような日差 にも合います、マンゴー味。


R222を「超」快走のあまり紛失したサングラスを買いに、都城のジャスコに立ち寄る。

その店先にあった 肉巻き。ツーリング出発前に、職場の超グルメに尋ねた宮崎お薦めにあったのが「肉巻き」。

バン車両による移動店舗。チェーン店舗っぽい。

4種類ほど味がある。迷わず めんたいマヨネーズ 味。5、6個ほど先行して注文していた母子を差し置いて、そそくさと私の分をガスバーナーで炙って(プラモデルのエアスプレーっぽい?)、はい一丁あがり。

旨い、旨い。「ご飯を肉で巻いただけ」 と言えばそうだが、スナック感覚でご飯が食べれる良いアイデアだと思った。ただし 300円 は高いと思った。小ぶりになったとしても、せめて150円ぐらいにして欲しい。

* これは、ももやき屋のオネェさんも同感してた、「肉巻きねぇ~、豚肉でしょ?値段高いよ~」。

そして、晩ご飯。

結果的に、ここがこの旅のクライマックスになったのかもしれない。本当に楽しかった。

「宮崎レマンホテル」の前にそのももやき屋はあった。

今回の店選びは全て、事前の下調べ無しの直感選択。ここも選択理由は特にない。しいて挙げるなら「ももやきに集中してますよ この店は」という雰囲気を感じさせたというのがある。

真新しい扉を開けて 「一人ですが大丈夫ですか?」。「カウンターにどうぞ」と、ぎこちない接客で招き入れてくれたご主人。

店内はカウンターと5,6人が座れる座敷のみ、座敷に4名、カウンターに40代ぐらいの男性とそのお子さん(小六)、入口脇に白髪白髭のお爺さんが一人。

ご主人を見たとたん「ムトウさんに似てるなぁ~」と内心苦笑い。

ムトウさんは、社会人2年目からお世話になり、最も印象に残っている上司。ムトウさん本人なら京都大学マスター出身のももにく屋なのになぁ。

メニューは
  • ももやき(大/中)
  • とりたたき(大/中)
  • とり刺
  • ごはん
  • みそ汁
という分かりやすいもの。期待通りに ももやきに集中 してる。

「ももやきの大は一人で食べきれますかね?」という問いにご主人は「中で十分ですよ」ということで、「中」を頼む。

これが「ももやき」。

5年ほど前に、初めて東京で食べて以来かな?その時はそのグロテスクな色合いに驚いた。それほど美味しかったという記憶はない。ここのもしっかり炭の色は付いているが、グロテスクさはそれほどでもない。

で、そのお味の方は... 旨い!! 結構上品な味かもしれない。生ビール二杯と一緒にぺろりと完食。「大」でも良かったぞ。

「地方発送OK」ということなので、実家に大一つ、岐阜の兄貴家族に大二つを送ることにした。

食べながら徐々に左隣の父子とも話し始めた(右隣のお爺さんは、日本酒で酔ったのか30分ほどで退散)。お客は全てご近所さんで、ご主人は野球チームの監督でこの小六の子供はそこの選手。持参していた Androidスマートフォンをお子さんに貸して、Google Mapで小学校のことや今度行く中学校ことを教えてもらった。宮崎は断然野球が盛んなのだそうです。

その父子から「もものたたき」を頂いた。かなり上品で美味しい。

お店のお手伝いにもう一人オネェさん(40代後半?)がいる。話にはオネェさんも参加して、宮崎のことを色々教えてもらった(というか、「宮崎は何もないよ~」と言ってあまり褒めていなかったが...)。

父子も帰ってお客は私だけになり、カウンター越しにご主人とオネェさんと話しをした。二時間近くは話したと思う。

ご主人は
  • 「ももにくが好き」という理由だけで二カ月前にこの店を始めた
  • 昼間は別の仕事をしている
  • 使っている鶏は「島根産」、この鶏に出会ったから店を始めた
  • 長崎は一度飛行機で行って、怖かった記憶しかない...(飛行機嫌い?)
などなど、深い話なのかどうでも良い話か分からないが、とにかく楽しいひと時だった。

調子にノッて飲ませてい頂いた焼酎は、単なる黒霧島だが、ムチャクチャ美味しかった。焼酎にあう料理は宮崎、鹿児島の料理だろうなと納得した。

結局、4時間以上そのお店にいたことになる。奢りの焼酎とオネェさんが「わざと」計算間違いしたビールの数で、たったの1, 900円でした(「ももにく」の宅配は別)。

ホテルに戻っても、気分が高揚して寝付けなかった。
こんな夜こそが、旅の醍醐味なのかもしれない。癖になりそう...。


最終日 鹿児島 に続く。

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