2010年5月7日金曜日

リトル・ダンサー


これも「薔薇の名前」の方からのお勧め映画。

凄く良かった。T-Rexの曲から始まる冒頭から惹きつけられた。上手く表現できないが、私はヨーロッパ映画のあの重厚、もしくは「濃い」映像と雰囲気が好きなのです。

ストーリーはどちらかと言えば単純なサクセスストーリーではあるが、演技や演出が良い。子どもたちの良い演技に微笑むが、やはりそれを取り囲む大人たちの演技は素晴らしい。「登場人物の全員が優しい人々に見える」良い映画です。

最初は主人公を唯一味方する大人(お婆ちゃんは除く)であるバレエの先生が魅力的だったが、徐々に主人公を応援しはじめる大人たちの変化に嬉しくなっていく。

炭鉱ストライキという重い環境の中、軽やかにダンスする主人公の描写は上手いと思った。家族がバレエ学校への受験を決めた後からの家族の描写が良い。

映画全編にT-Rexの曲が使われるが、ストライキと警官の抗争では The Clash の London Colling が使われていた。さすがイギリス映画、ブリティッシュロックですね (^^)

よぉ~し、明日は自転車でウィリーの練習をするぞぉ~、と張り切らせて頂いた映画でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿