2010年10月22日金曜日

THE MATRIX (1999 US Movie)

監督:ウォシャウスキー兄弟
邦題:マトリックス

観ていたようで観ていなかった作品、やっと観た。英語字幕なので詳細を追えない点があったが、何らかの哲学思想も色濃く描写されていると感じた。とはいえ、一級のエンターテイメント作品で、一種のマニアがいそうな(多分いるでしょう)作品である。特に、私のようにインターネットソフトウェアの開発者のツボに入る要素が満載である。

SF作品は初期のスターウォーズ、エイリアンブレードランナーなどしか観ていない私にとって、21世紀に入ってからSF映画の流れを垣間見れた気分になった。

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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2000-03-17)
とはいえ、全編を通して感じるのは、別の映画で観たようなシーンや描写が多いこと。ワイヤーを多用したアクションや、弾丸を装填し直さずに捨てて新たな銃を使うシーンはこの頃の香港映画を思い出すし、カンフーシーンはBruce Lee以外なにものでもない

不思議なことにカンフーシーンでBruce Leeを連想するのだが、40年も前のBruce Leeが作り上げたシーンの方が迫力の点でも面白さの点、勿論リアリティの点でも勝っていること思った。だからといって本作品がダメだということではなく、Bruce Lee作品のクオリティの高さに改めて気づかされただけのこと。

残念ながら主人公には魅力を感じないが、それ以外の登場人物はみんな魅力的だ。中でも Trinity(トリニティ)が良い。男ども以上にカッチョ良い。ちなみに Trinity とはキリスト教における「三位一体」の英語表記。
  1. キリスト教で、父と子と聖霊が一体(唯一の神)であるとする教理。大多数のキリスト教が受け入れる中心的教義・教理。
  2. 3つに見えているものが本質的には同じものであること。あるいは、三者が心を合わせること。3つのものを一つに併せること。
Wikipediaより
意味深いですね。

4 件のコメント:

  1. XJRです。現実がヴァーチャルである。ヴァーチャルだから人間ばなれした動きができる。という設定は新鮮でした。見せ場がスーパースローモーションや、マルチアングルの静止画の多用で、カッコ良さを強調し過ぎる所が好きでした。

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  2. XJRさん
    アメリカ人のコンピュータプログラマーは、日本のようなオタクさんというより、このマトリックスのような世界やCOOLさが好きだと思う。それはこの映画の頃のことで、今時はどうなんでしょうかね。私もこのCOOLさの方が好きです。

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  3. 私もMatrix大好きです。

    モーフィアスの"目の前にあるものがどうして真実だと信じられる?"というセリフと、預言者の"始まりには必ず終わりがある"というセリフに身震いしました。

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  4. itoitoitoさん
    昨夜 Reloaded を観たのですが、私の英語能力と酔いのために、英語字幕ではストーリーが追えなくなって途中で断念。後日リトライです。

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