その参からの続き
ここは「天満天神繁昌亭(はんじょうてい)」というところ、場所は
日本一長い商店街「天神橋筋商店街」の中(というより「脇」か?)にある。以前の職場からそれほど遠くない。「天四」寄りの「天三」商店街辺りかな(商店街を知らない人には何のことか分からんですよね..)。
会場の規模は小ホールという感じ。場所が商店街なためか、二年ほど前に初めて観た吉本よりも
アットホームな雰囲気。着物姿の観客もチラホラ。私の左斜め前に座る着物の方は「お一人様」で、ずっと笑いっぱなしだった。
初めて生で観る落語、本日は桂かい枝と林家染弥の「ふたり会」、比較的若い二人。公演は6時から8時半まで、この二人から二席ずつ、お弟子さんらしき人の古典落語が一席、計五席。
さて、その落語自体はといえば... 正直、ちょっと期待外れだった。落語には大笑いよりも、話しぶりや練られた話に、「フムフム」と魅せられたいという期待があった、言うなれば
円熟した落語。比較的若い今回の二人に、それを望むのは酷だったのかもしれない。けれども十分に楽しめたのはいうまでもない。そして、「どんな細かなことでも笑たろう」という観客の一部として溶け込むのも、悪い気分ではなかった。
こんな風に、日常に落語がある暮らしや街の生活ってどんなんだろうと想像してしまった。それはきっと、悪くないに違いない。
その五へ続く。
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