2011年1月15日土曜日

為替がわかれば世界がわかる

榊原英資 著
2003年12月15日第一刷

ミスター円」の榊原さんです。初めて読んだ彼の著書。

これまではTVの彼しか知らず、彼の活躍した'97から'99の当時、私は金融や経済のことには興味がなく、彼の「ミスター円」の異名には違和感を持っていた。しかし、TVで聞く彼の語り口には妙に説得力を感じてはいた。

為替がわかれば世界がわかる
榊原 英資
文藝春秋
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本書を読んで「なるほど、ミスター円ですな」と感じた。

タイトルの「世界がわかる」には語弊があるが、その主張には賛同します。「分からない」までも「知る」ことは十分にできます。

天国の入り口でアインシュタインが、天国に召された人たちを面接して仕事を決定する。
「IQ200のあなたは相対性理論でも研究なさい、150のあなたは世界経済の予測をしなさい」。そしてIQ60の男には「為替相場の予測でもしていなさい」。

これは、ローレンス・サマーズ米国財務副長官が講演の後で「為替レートはどうなりますか」という質問に対する回答。ウィットに富んだジョークです、これを笑えない人は為替による投資は止め方が良いかもしれません(笑)

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