邦題:タクシードライバー
この映画、観るのはこれで三度目。
最初は中学生になったばかりの頃(もしかして小学6年生)、「月曜ロードショー」だったと思うがTVで観た。完全に映画の意味は分からなかったが終盤5分程度の「壮絶(残虐)?シーン」は頭(心)にこびりついた。あの年齢で、この映画を理解して本編の多くに共感していたら、今頃私はどうなっていただろうか?まぁ、その当時、「理解不能」で良かったです。
そして二度目は大学生の頃、ちょうど二十歳の頃か...。今現在に近い理解をしたと思う。愕然とまではしなかったが、「あぁ、そうなのね」と納得したのは
次期大統領候補者の射殺
と
未成年売春ブローカーの射殺
不眠症の主人公ジャック・トラビス演じるのはロバート・デ・ニーロ、当時既に33才(もっと若かったと思った)。他人をヒーローに祭り上げる行為を良しとしない私の原点は、彼にあるのかもしれない。「正義を貫いて偉業を成した」人をヒーローと呼ぶなら、ジャック・トラビスもヒーローと呼ぶにふさわしい。
後にThe Bandの「The Last Wlatz」やThe Rolling Stonesの「Shine A Light」を監督したマーティン・スコセッシなだけに音楽も良い。この曲は、映画「ジョーズ」のテーマソング並に映画のシーン、雰囲気を即座に思い出させる。
BMG JAPAN (2008-06-25)
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そして三度目に観た今夜、既に深夜1時を過ぎている、しかも平日で明日は休みではない、普通に仕事日。更に、とある「軽快(頭をからっぽにして観る)アクションムービー」を観た後である。
大量にアルコールを摂取しているはずなのに、「眠れない、明日のあのことが気になって... うぅ、今観たい気分の映画は...」と取り上げたのが本作。「途中で、寝るだろう」と思って観始めたのだが、あっという間に観終わった 114分。今回が一番面白かった。新たに抱いたストーリーの解釈はそれほどないが、映像カットの魅力や台詞(いつもの英語字幕)の面白さを楽しんだ。
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