2011年1月23日日曜日

Mission: Impossible, M:i-2, M:i:III

1996年アメリカ映画 ブライアン・デ・パルマ監督
洋題 Mission: Impossible

真面目に観た最初のトム・クルーズの映画。製作も自身が行うほどの力の入れようで、その情熱は伝わる。監督の選任もやったようで、ブライアン・デ・パルマ監督の起用は良かったと思う。彼の作品は「スカーフェイス」「アンタッチャブル」だけを観ていて、マフィア映画の印象が強いが、良い監督だと思っていた。

テレビドラマの「スパイ大作戦」の映画化なのだが、そのドラマを観ていないので何ともいえないが、それとは大分違うのではないかと思う。そういう意味では同じスパイ映画の007シリーズが往年の輝きを無くしている現代、新たな面白いスパイ映画を作り出したトム・クルーズの功績は評価したい。


2000年アメリカ映画 ジョン・ウー監督
洋題 Mission: Impossible II

ジョン・ウー監督の映画は観ているようで観ていなかったが、その特徴は
  • 両手に銃を持って打ちまくる
  • スローモーションを多用した銃撃戦
  • 銃撃戦の中で白い鳩が飛ぶ
というものだったが、この映画ではこれらが全部入っていた(笑)。本映画シリーズを飽きさせないためにも、この監督の起用で、前作とは違ったものにする製作者トム・クルーズの意図が感じられる。成功しているのではないかと思う。


ちょっと残念なのが、終盤のバイクシーン。悪くはないのだが、銃弾が当たっても走行するバイク、空高く飛びあがるバイクなど、ちょっとインポッシブル過ぎて醒めてしまう。その非現実性を無視すれば、笑いながら楽しめるので良いとは思う。これらが、バイク好きなトム・クルーズが考える、バイクのカッコ良さなのかもしれない。

バイクシーンならばどうしても比較してしまうが、Matrixのトリニティーの方に軍配を挙げるね。

2006年アメリカ映画 J・J・エイブラムス
洋題 Mission: Impossible III

第一作目に主人公イーサン・ハントの人間味を加えて、チームワークによるミッション実行を加えた内容のように思う。楽しめたが新鮮味は少なかったと思う。それが興行成績にも反映しているのでしょう。マンネリ化を成熟とは見なされないエンターテイメント業界の過酷さを垣間見るようです。

第四作目が今年公開のようだが、このシリーズのファンでもトム・クルーズのファンでもないので、特に楽しみではないが、頑張って欲しいとは思う。

エスカレートするしかない観客の要望に応えなきゃならないアクション映画の製作って大変だろうな。CGや3Dを安易に採用しなきゃならない事情もあるのでしょうが、そこには何となく疑問を感じる。

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