2015年8月12日水曜日

The Fault In Our Stars (2012 John Green)

Publication Date: January 10, 2012
日本語版:さよならを待つふたりのために (2013年7月26日)

本書を手に取ったきっかけは曖昧になっているので書かないが、いつものように「私の英語レベルで読める面白い小説」を探してる過程で見つけた。Amazon.com での高い評価以外は、著者のことも本の内容も知らず読み始めた。

数ページ読み始めて直ぐに物語に引き込まれた。毎日英語で読むニュース、数学データ分析の本と違って、小説を読むのは相変わらず難しく、いつにもまして「スローリーダー」なのだが、本書は面白く読み進められた。

テーマは決して軽くはない、むしろ「生死」についてが中心にあるテーマだ。10代の少女の言葉による本書だが、生きて行く中で遭遇する真実、間違い、誤解、悲しみ、喜び、などなどが生き生きと描かれている。時にはユーモアたっぷりに...。

本書を読んでいる途中で、公開された「Paper Town」という映画に興味を持った。そして、その映画の原作が本著者の John Green であることと、本書も映画されていたことを思い出した。映画のタイトルは忘れていたが、以前に予告編は観ていたのだ。

その後、本書を読み進めるにあたって、映画版のイメージが時おり頭をよぎったが、本書の面白さを壊すことはなかった。むしろ読了後に、どう映画化されたのか観るのが楽しみになった。

とはいえ、読んでる途中にちょっと嫌な事件もあった。といっても、楽しかったけどね(笑)

The Fault in Our Stars
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John Green
Penguin
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I'm sorry...

それは、本書の中盤に差し掛かった頃、ある外国人の女性と会話する機会があった。彼女の旦那さんはガンで亡くなったことを聞いて、たまたま持っていた本書を彼女に見せた。

以下、本来は英語での会話だったが、一部だけを元の英語で記す。

りんだ:今読んでる本は、ガンを患ってる少女が主人公だよ。
女 性:あぁ、これ知ってる!映画を観たよ。
りんだ:面白かった?
女 性:うん。うちの旦那もこの少女と同じガンだった。
りんだ:Oh..., I'm so sorry...
女 性:うん、大丈夫。彼氏が先に死ぬんだよね...
りんだ:What!?? You DON'T, please...
女 性:What!??
りんだ:(読んでる途中に挟んでるしおりを指差しながら)He's STILL alive!!
女 性:Oh, sorry!!

そうです、彼女は私がまだ知らない物語の急展開をばらしてしまったのです(泣)まぁ、彼女に悪気はないし、その後の英語での会話も楽しかったので気にしてないけどね。

本書を読もうとしている人にはゴメンなさい、バラしちゃった...(笑)


「純愛」て何?

そんな外国人との会話の数時間前、ある日本人女性との会話でも本書の話題になった。きっかけは英語のことだったような気がするが、忘れてしまった。

本書のことを知らない彼女から、どんな話か尋ねられたので、かいつまんで説明した。説明を聞いた彼女の反応は

純愛物語なのね。


純愛....? これが私の反応だった。もちろん、言葉にはしなかったけど。

読んでる途中でも、読み終えた今でも「純愛」というイメージは一度も思いつかなかった。そもそも「純愛」の意味が分からないのでイメージしようがないのですが...。

この日本人女性に悪意はないだろうし、私の説明も悪かったのだろうが、本書を「純愛」とかで片付けられるだろうか?そもそも「純愛」の意味を知らないので何とも言えないが、なんだか軽く「純愛」で片付けられたようで、スッキリとしない。

何度も書くが、「純愛」の意味も定義も知らない私にとって、「純愛」などというものは存在しない。「純愛じゃない恋愛」もあるのだろうが、私にとっては「どれも恋愛」そして「人生」という解釈しかできない。


さて、久しぶりに原作本を読んだ後に映画版を観ることになる。基本的には原作本の映画化には興味がないのだが、今回は「どう脚色されて、どこが削られたか」を注目しようと思う。映画化による解釈と私の解釈が同じである必要はないが、少なくとも映像化された以上は、何かを期待した。

このブログで映画の邦題をけなし続けている都合上、本書の日本語のタイトル「さよならを待つふたりのために」へ落第点を差し上げたい。"The Fault In Our Stars" というタイトルの魅力を微塵も残さない邦題は「残念賞」にも達していない。

誰も「さよなら」なんて待ってないし...(大笑)

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