2015年10月6日火曜日

ベイズの基礎:課題15-4&5 事後確率 = 事前確率 x 尤度

課題15-3 池の魚の数 からの続き。


Activity 15-4: How Many Defectives in the Box?


ある電子部品を製造している工場で、その部品を 4 つ梱包して出荷している。

左が、故障の数と発生する確率(事前確率)。この事前確率は、それまでの経験から算出することができる。

工場の生産課程は様々だが、このテキストでは以下のような記述(前提条件)がある。

この事前確率は、部品を製造する機械に対する、工場のスタッフの「意志」を反映している。仮に機械が「故障を1個」出すような「ダメな状況」になっていたら、機械は継続して「故障を1個出しやすくなっている」と考える。

このような条件で、以下の課題を行う。
課題:検査員が無作為に出荷前の箱を1つ抜き取り「故障数は 0」の場合、「故障無しを選ぶ確率」は?

左の表は、検査した箱が「故障数 0」の場合、各モデル(行)の尤度(Likelihood)を算出したもの。つまり「故障数 0」を仮定して、各モデルで「故障数 0」である確率。これが、左の LIKELIHOOD 列。

次のように尤度を算出する
「0 故障モデル」では、「故障数 0」なので 4/4 = 1.0、「1 故障モデル」は、4 つの部品のうち 1 個が故障なので「故障数 0」の確率は 1/4 = 0.25。同様にして「2 故障モデル」は 2/4 = 0.5、「3 故障モデル」は 3/4 = 0.75、「4 故障モデル」は全て故障なので 0 。

次はテキストからの引用と意訳

POST is proportional to PRIOR × LIKELIHOOD
事後確率とは、事前確率と尤度の積の割合

既にこれまでの課題でも、この方法で POST(事後確率)を算出してきた。今回も、同様にして求めたのが以下の表。
PRODUCT 列の値の割合」が各事後確率、例えば 0.700/0.838 ≈ 0.836

左は、上記から事前確率と事後確率を取り出したもの。

「故障が多くても つ」である確率が 0.90% =0.7+0.1+0.1 から 0.986%= 0.836+0.090+0.060 に向上。

ところで、「故障が つ」の確率が 0% について「0% はないだろう」と思ったが、先の前提条件のように「機械が現在ある状態になっている」という意味では「故障数 4」はあり得ないということ。


Activity 15-5: Our Team Scored First — Will They Win the Game?

引き分け無しのゲームでチーム D と P でどちらが勝つかを予想する。ゲーム開始前の予想(事前確率)は、D : P = 60% : 40% であった。

次は「ベイズルール表」(the Bayes' rule table)で、この事前確率を記述したもの。
試合開始後、最初に得点したのは「チームD」であった。過去 29 回行われたゲームで、最初に得点したチームが 21 回勝っている。この情報を使って「ベイズルール表」を更新したのが次の表。
チーム が勝利する確率が、60% から 79.7% に向上した。

課題15-7 どっちの鞄? に続く。

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