2015年12月27日日曜日

10 Years After Katrina:Lower 9 + 10

ハケーン・カトリーナが米国南東部を襲ったのが 2005年8月末、あれから 10 年が経過した。今回の This American Life は "Lower 9 + 10" 、10 年後のカトリーナの被災地 "the Lower Ninth Ward" を巡るリポート。

以下は "lower ninth ward" で画像検索して見つけたもの。
印象的だった今回レポートの冒頭からも、このメッセージの意図は明確だ。

But your sympathy is because something bad happened to people. Your sympathy is not based on the people that you actually met in the neighborhood that had to deal with it. It's a whole different level.
奴らの同情の訳は、ある人々に悪いことが起こったから。奴らが、ふだん近所で会う人々のことじゃない。全くレベルが違うんだよ。

本レポートから取り上げたい話題は多いが、割愛する。私にはカトリーナの情報が少ないのも大きな理由だ。そんな私は、多くを語ることはできない。できることが、こんな風に良質な情報を得ていくことだけ。


そんな情報で何が伝わる?

正直、当時ハリケーン・カトリーナに対する私の関心は薄かった。私が知っている情報といえば、日本のテレビ番組が流す程度のものだった。当然のことだが、数日もすれば、国内の「比較的小さなニュース」の方が、外国の大災害よりも大きく扱われた。

それが、私にとって、この大災害の印象が薄いままだった理由ではない。

遠い、他国のこと...

と、心のどこかにあっただろう。当時の自分自身に精神的な余裕はなかった。少なくとも現在のように

国内の無意味な情報を遮断し
海外の情報を広く積極的に求める

ではなかった。

This American Life は、1時間の音声レポートで、毎回興味深い視点を与えてくれる。既に何本か読んだ今、私にとって確信になったのが

そもそも 30 分や 1 時間のテレビ番組の 10, 15 分程度の枠で、多くの事件についてどれだけ深いレポートができるのか? スポンサーへの配慮による、発信情報の制約を除いても、その報道は傾聴に値しない。少なくとも、深い調査報道を望む私には、不要だ。

そんな「限定されたわずかな情報」から、「分かった気になる」という過ちだけはしないようにしたい。

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