2015年12月6日日曜日

Amy Winehouse

今頃になって Amy Winehouse を聴き込んでいる。この一週間は毎日、外出したときは半日ずっと聴きっぱなしだった。それまで、アルバム "Back To Black" の Rehab 程度しか曲の記憶がなく、初めて聞く曲やアレンジも多かった。

自分のブログを調べると、20123月に mp3 プレイヤーに収録していたし、Green Day の曲 "Amy" についても201312月に書いている。

何で記憶がないのだろう? 単にちゃんと聞いていなかっただけか? 何でこんなカッコ良いボーカルと曲に気づかなかったのか?

こうやって聴き始めたキッカケは 3 つあった。それらはほぼ同じタイミングだった。偶然というか、必然というか...。


死亡記事
The Japan Times 2011725日(月)の記事、この二日前に Amy は逝ってしまった。この新聞、無料お試しの一週間だけ購読した分の一つで、読まずに放置していた。ある日、魚をさばくのに使おうと取り出した新聞を、無造作に破っている途中、この記事に気づいた。

読んでなかったな...

と改めて妙な感覚に襲われた。

Amy Winehouse か...

無意識にこの記事の一面を手元に置きっぱなしにした。妙に、仕舞うことも出来ずに...。


映画 "Amy"
Kurt Cobain の映画 "Kurt Cobain: Montage of Heck" を観て、正直かなりゲンナリした(詳細は書かない)。気を取り直そうと、今度は Amy Winehouse の "Amy" を見始めた。

ドキュメンタリーのせいか、英語字幕でも読み取れない会話が多くて、フラストレートが募った。つまらない映画なら理解せずにやり過ごすのだが、面白い映画の場合は、分からないことに余計イラつく。

そんな気分で観ていると、"Stronger Than Me" のライブ演奏。

おぉ...、Amy Winehouse てこんなカッコ良かったっけ!?

となった。

そのライブ演奏の映像が終わってしばらくして、映画を観るのを止めた。30 分程度しか観ていない。彼女の楽曲をもっと聴いてから映画は見直すことにした。


Adele の "25"

"Amy" を観た翌日だと思うが、Adele の新譜 "25" を聴いた。「相変わらず凄いボーカルだな、曲のアレンジも洗練されて多彩だ」と感心しながら、しばらく聴いた。ただ、そのアルバムは一週間以上経った今でも一度しか聴いていない。Adele の "19", "21" は頻繁に聴いたのだが...。

その理由は明らかで、Adele より Amy Winehouse のボーカルと楽曲の方が聞きたいのだ。

Adele の "19" が "21" や "25" より好みだ。Adele のボーカルの凄さと、楽曲のセンスの良さも認める。ミュージシャンとしての指向も嫌いではない。でも、私は Amy の方が好きなのだ。

逝ってしまった Amy Winehouse と、現在の Adele を比較するのはフェアではないが、Amy を選ぶことから気づく私自身の音楽的嗜好がある。AdeleAmy Winehouse に、私なりに感じる共通点もある、例えば「ブルージー」ということ。そう、どこか Blues を感じさせるもの、「ソウル」と呼んでも良いが、ここでは Blues としたい。

そんな、私の好む共通点もありながらも、選ぶとすれば Amy を躊躇することなく選ぶ。


歴史的ボーカリスト

本当にこの一週間、Amy Winehouse を聴きっぱなしだった。正式アルバム以外にも、ライブ盤や編集盤で同じ曲を異なるアレンジを聴いた。現在気に入っている曲をざっと列挙する。

Stronger Than Me
Fuck Me Pumps
Amy Amy Amy
Rehab
You Know I'm No Good
Back To Black
Tears Dry On Their Own
Valerie
Monkey Man
You're Wondering Now
Our Day Will Come
The Girl From Ipanema


Valerie はカバー曲だが、すごく良い。シンプルな伴奏で Amy のボーカルが際立つ、ギターフレーズを追いながら聞くと更に楽しい(こういうギターも目指したい)。The Girl From Ipanema も言わずもがなのカバー曲。Aretha Franklin のように、カバー曲を自分の世界に変えてしまうボーカリストは凄い。

もしかして、当初 Amy を聞かなかったのは、「Jazz ボーカルの焼き直し」的な解釈をしてしまったからかもしれない。今ではそれは大きな誤りだと認める。「焼き直し」なんかじゃなくて、「消化した魅力」だったのだ。

「新しい音楽」てよく分からない言葉だ。未来にも残る良い音楽とは、過去の名曲やミュージシャンたちの成果の積み重ねの結果でしかないのに。

2007年にデビューして、2011年に逝ってしまった Amy が残した音楽的功績はとても大きいと思う。もっと沢山の曲を残して欲しかったけど...。

Amy みたいなボーカリストのバックで演奏するのは幸福だろうな。そんなギターサウンドが弾けるようにもなりたい。

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