アイゼンハワーさんへ
私は 9 歳です、そして白人ですが人種隔離政策については多くの思いがあります。肌の色を理由に、なぜ人はそんな風に思ってしまうのでしょうか。もし私の顔を黒く塗ったとしたら、どんな公立学校にも入れてもらえないでしょう、などなど。私の考えは変わっていません、変わったのは肌の色だけです。ずっと前のクリスマスの日、キリスト様は誕生しました。覚えているでしょう、彼は世界を救うために生まれたのです。白人だけじゃなく、黒人、黄色人、赤色、茶色の人を救うためです。カラードの人たちには機会が与えられません。「奴らは良い教育を受けていない」と多くの人は言います。それは彼らのせいなのでしょうか?父親が貧しすぎて、幼い頃から仕事を見つけなければならなかったとしても?prep school に通うカラードの人はたったの 2 %です。彼らの肌の色が黒だったらどうなるでしょうか?それでも彼らには思うところがあります、でも大抵の人が神の子なのです。どうかアイゼンハワーさん、学校などがカラードの人たちを受け入れるよう努めることをお願いします。
敬具
Catharine Drew Gilpin
これは、以下の文を訳したもの。9 歳の少女の文体は書けないので、実際のニュアンスとは異なるし、誤訳もあるかもしれないので、以下を読むことをお勧めします。
Dear Mr. Eisenhower,
I am nine years old and I am white but I have many feelings about segregation. Why should people feel that way because the color of their skin? If I painted my face black, I wouldn’t be let in any public schools, etc. My feelings haven’t changed, just the color of my skin. Long ago on Christmas Day, Jesus Christ was born. As you remember, he was born to save the world. Not only white people, but black, yellow, red and brown. Colored people aren’t given a chance. “They don’t have a good education,” says many people. Is it their fault if their fathers are so poor they must be taken out at an early age to find jobs? Only about 2% of our prep schools are for colored people. So what if their skin is black? They still have feelings, but most of all are God’s people. Please, Mr. Eisenhower, please try and have schools and other things accept colored people.
Sincerely,
Catharine Drew Gilpin
これは、Freakonomics Radio の "The President of Harvard Will See You Now: A New Freakonomics Radio Episode" から。
この 9 歳の少女は、のちにハーバード大学の初の女性学長になる Drew Gilpin Faust 。この記事では、こんな手紙を大統領へ宛てた背景を、彼女自身が語っている。が、まだ読んで(聞いて)いない。
米国での警察とカラードの人たちとの悲惨な事件は後を絶たない。そして、This American Life の Podcast で、現代も依然として残る米国の segregation 問題を読んだばかり。そしてこの記事。これは単なる偶然ではなく、米国の根強い問題ととらえるべきだろう。
とはいえ私が 9 歳の頃、彼女のような問題意識もなかったし、大統領(日本では総理大臣か?)に進言する発想など微塵もなかった。大学生の頃ですら怪しい。そんな女性の生い立ちにはやはり興味がある。そして、そんな女性がハーバード大学の学長であることに、米国社会の多様さも感じる。
これが実際の手紙のようです。確かに「9 歳児の文字」に見えます (^^)


0 件のコメント:
コメントを投稿