SLAUGHTER: ... he turned to me and he said, “Mom, if you’d stayed in the State Department, could you have fixed Syria?” Or, “Could you have saved Syria?” And I said, “No. No, it’s not that simple.”
DUBNER: Now, you told him that because it was true, or you told him that because you didn’t want him to feel guilty?
SLAUGHTER: I told him that because it was true.
SLAUGHTER:息子は私の方を向いて「お母さん、もし国務省に(辞めないで)いたとしたら、シリアのことを直せたかな?」もしくは「シリアを救えた?」と言ったの。「いいえ、そんな単純なことじゃないわ」と応えました。
DUBNER:彼にそう言ったのは、真実だから、それとも彼に罪の意識を抱いて欲しくなかったから?
SLAUGHTER:真実だからそう言いました。
番組ホストの Stephen Dubner と会話しているのは Anne-Marie Slaughter 、彼女は2009年から2011年まで米国国務省で Hillary Clinton の下で勤務した。
In July of 2012, Anne-Marie Slaughter wrote an essay for The Atlantic called “Why Women Still Can’t Have it All.” The subtitle read: “It’s time to stop fooling ourselves, says a woman who left a position of power: the women who have managed to be both mothers and top professionals are superhuman, rich, or self-employed. If we truly believe in equal opportunity for all women, here’s what has to change.” It quickly became one of the most widely read articles – and most widely dissected articles – in The Atlantic’s more-than-150-year history.
国務省を退職後、彼女が書いた記事 “Why Women Still Can’t Have it All” は、彼女の想像以上に注目を集めた。国務省でトップクラスの地位を捨てた理由は、単身赴任で離れていた家族であった。
社会的地位の高い女性の数は、米国は圧倒的に日本より多い。ただ「家庭と仕事の両立」に関する問題は、米国でここ数年で顕著になっている。
男である私が、彼女と同じ立場であったとして、彼女と同じことをできるか疑問だ。ただし、妻の方が私より収入が多かったり、重要な地位などの何らかの条件では、私はその仕事を捨てる。家事は嫌いではないし、家事と並行してできる仕事を探すことだろう。
とはいえ、こんな風に考える男性は多いとは思えない。少なくとも日本では稀だろう。つまり、「家庭のことは女性が対応すべき」とする人が多いということ。
社会は変わる
"Women Can’t Have It All" を「女は全てを得られない」と訳してみたが、「全て」は誤解を招くかもしれない。その記事を読んでいないが、「男と比較して得られない」という意味だろう。
この問題についてのコメントは難しい。ただ、思い出すのは、日本の現政権が「女性の活用、云々」という政策のようなものには違和感を覚えたこと。そんなこと「政府が決めることか? 社会が選択するものだろ?」と。そして、米国同様に「家庭と仕事の両立」の問題は避けられないのだ。
「女性の活用」と言っている時点で、どこか「差別的」に聞こえるのは気のせいだろうか?
楽観的だが、私は「男だから」「女だから」と性別で判断する社会自体が、未熟なのだとしている。「ヒトとして、その個人として、やるべきこと、やれること」をするだけ。遅ればせながら、社会もそれに対応して変化していくのだ。

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