その答えは「Yes」で、「遅すぎる」ということ。
貧困問題ではない
子供の誕生、つまり 0 歳時から 3 歳ごろまでに必要な「やるべき教育」があること。
- 学校などに行く前に存在する「家庭」での教育
- いかに多くの語彙や複合的な言葉に触れたか
両者で共通なのは「親の関わり」。ここでは、後者の点を取り上げる。
Hart and Risley, who were psychologists, studied the language environments of young children in 42 families.
心理学者が 42 の家族から、幼児期の言語環境を調べた。
SUSKIND: And they followed them for about two-and-a-half years ‘til the age of three, going into the homes every month, recording, trying to understand what the language environment looked like. And what they found, in a nutshell, was that by the end of the age of three, children born into poverty will have heard 30 million fewer words than their more affluent peers.
2 年半の間、3歳時までを調査。結果は、豊かな家庭の子供に比較して、貧しい家庭の場合は、子供が聞いた単語数は 3,000 万語少ない
誤解すべきでないのは、これを「貧困の問題」としないこと。私は子供の学力を「貧困問題」に直結して考えるのに反対だ。この調査も「貧しい家庭の方が、子供と過ごす時間的な余裕がない」という仮定でサンプリングされた推測する(標本数が少ない気もするが...)。
「子供と過ごす時間的な余裕がない」から、やはり「貧困問題じゃん!」と突っ込む人もいるだろうが、それでも私は「そうじゃない」と言いたい。この点を突っ込むと長くなるので割愛するが、少なくとも「貧困問題の前にある問題や考え方」があるということ。
That combination – less vocabulary and less-complex vocabulary – creates a major detriment.
より少ない語彙と複合語が合わさって、大きな損害を生む。
SUSKIND: By 18 months, the children from language-poor homes are processing language at six months behind those from language-rich homes. So what I always like to say — and it’s quite tragic — is that it’s not just about language, vocabulary being poured into a baby’s brain. It’s really building a fundamentally different machine.
18 ヶ月までに、言語的に劣る家庭の子供は、勝る家庭と比較して、6 ヶ月の言語処理の能力の遅れがある。これは悲劇的なこと、単に幼児の脳に入る言語や語彙のことではない。根本的に異なる "machine" を組み立てていることに相当する。
幼児に対し積極的な言語的コミュケーションをとることが、如何に大切かが分かる。何となく分かっていたことだが、このように科学的な見地からより納得する。
誕生から死まで
先にも書いたが、3 歳時以降は別のアプローチも必要。詳細は本文の通りだが、cognitive と non-cognitive の視点は重要。
とはいえ、3 歳時以降の幼児ではなくとも、多くの大人にとっても、言語的コミュケーションの能力は欠かせない。母語であれ外国語であれ、コミュケーションを図ることで「脳」は活性化すると思う。とはいえ幼児と違って、「じっくり思考」「雑誌、ネットなどで情報発信」など、大人だからこそできるコミュニケーションの方法は様々。
本記事にはないことだが、考えたのは
ヒトは生まれてから死ぬまで、コミュニケーションをしなければ「不活性化」する
当たり前のことですね。誰かとコミュニケーションすることで、新しいこと、誤解していたこと、確信したこと、などから「ヒトは活性化」するもの。

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