Academic Press
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本章は、predictors が複数の場合の予測。以下は本書の図 18.1 と 18.2 。
各図の上段左は、y と の関係を示す 3 次元プロットで、青色の平面が回帰式の μ 。その他の 3 つは、2 変数のプロット。
この二つの図は、明らかに違う分布を示しているが、「y の回帰式が同じ」という共通点がある。その回帰式は
y ~ N(m, sd=2), m = 10 + 1x1 + 2x2
つまり、y ~ normal(μ, σ), μ = β0 + β1x1 + β2x2 において、切片 β0 と傾き β1 , β2 が同じ(3 次元プロットで、同じ「平面 μ」)。
また、「回帰分析の前提条件」ともいうべき以下を前提としている。
The model assumes homogeneity of variance, which means that at all values of x1 and x2, the variance σ2 of y is the same.
この分布の違いの原因は、回帰モデルでは表されない "the distribution of the <x1, x2> values" にある。
図 18.1 の 2 次元プロットが示すのは
相互に独立:y と x1 は傾き β1 = 1 、y と x2 は傾き β2 = 2 、x1 と x2 に相関はない
そして、図 18.2 では
依存関係:y と x1 は傾き β1 ≠ 1 、y と x2 は傾き β2 ≠ 2 、x1 と x2 に強い負の相関
複数の predictors の回帰式では、その「式の背後に隠れた情報」の認識が重要になる。
現実のデータでは、predictors 同士が相関することは珍しくない。次の図 18.3 は実際のデータで、the average total SAT score in a state(SATT) の正規分布パラメータ μ の predictors に、「生徒あたりにかけたコスト(Spend)」「生徒の受験率(%Take)」でモデル化したもの。
上段右の SATT, Spend のプロットからだけから言えるのは
お金をかけるほどにスコアは減少する
Guber(1999) explains how some political commentators have used this relationship to argue against funding public education.
では本当に「お金をかけたら成績が落ちる」のだろうか?
これは「片手落ち」の結論で、別の要因を加味する必要がある。
下段左の SATT, %Take のプロットは、明らかな負の相関を示す。つまり
受験率が上がると SATT は低下
方や下段右の %Take, Spend のプロットは、正の相関を示す。つまり
受験率の向上にはお金が必要 = お金をかけると受験率が上がる
この 2 つから想像できるのは、コストをかけて受験率を上げると、成績の悪い生徒も多く受験するようになる。例えば、「本来は大学進学を考えていない生徒」の受験も増えると考えられる。
つまり、回帰式
SATT ~ N(m,sd=31.5), m = 993.8 - 2.9 %Take + 12.3 Spend
の通り、Spend は SATT にプラス影響(係数12.3)し、%Take はマイナス影響(係数 -2.9)する。
補足:ここでの「お金をかけるほど成績は落ちるか?」の問いへは "No" なのだが、「学習塾否定派」の私としては、一般的には "Yes" としたい。正確には「お金で成績は買えない」、そして「努力でこそ得られる」と信じたいから。極限的に言えるのは、永遠にお金を与え続けても、永遠に成績が上がることはないのだ。
「冗長 Predictors」に続く。


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