前回「Hetero分散と外れ値への対応」では homogeneous-variance モデルで分析したが、データには heterogeneous-variance や外れ値があり、そのモデルでは上手くデータを記述できているとは言い難かった。今回は同じデータを、heterogeneous-variance と外れ値に対応したモデルで分析する。
以下が分析モデル(図 20.7)。
一見複雑だが、左図の前章「Metric 予測 by One Nominal:Hetero分散と外れ値への対応」のモデル(図 19.6)から、複数 predictors に対応したもの。
以降、スクリプト Jags-Ymet-Xnom2fac-MrobustHet-Example.R の実行結果を見る。ちなみに、このスクリプトファイル名の MrobustHet は
the model is robust to outliers and has heterogeneous variances
という意味。
以下、実行結果(図 20.8 上段)。
今回の方が、heterogeneous-variance と外れ値に対応していることは一目瞭然。
次は、図 20.8 の下段。
左の「狭くて小さい値」の Normality が意味するのは
Small values of v indicate heavy tails and suggest that there are outliers in the data (relative to a normal distribution).
また、中央と右のグラフは、データに strong heterogeneity があることを示す。
次は「比較」で、今回結果(図 20.9)が
そして、前回の結果(図 20.5)。
左と中央は "simple" 比較で、95%HDI の幅は今回で狭くなっている。
右は interaction contrasts 、今回は mode 値が減少し、かつ 95%HDI の幅も狭くなった。σβ1x2 = 9,700 、今回が σβ1x2 = 5,300 からも the magnitude of the interaction deflections が減少している。
どちらのモデルが良い?
前回の homogeneous-variance モデルと、今回の heterogeneous-variance モデルでは、どちらがデータを上手く記述できているだろうか?
全体的には今回の方が良いような感じだ。しかし、今回の場合でも改善の余地はある。例えば、図20.8 上段から、上位ランクほどデータの推定が好ましくない。よって、「ランク毎に偏差の変数を持たせる」ことで、よりデータを上手く表現できる。
「Additive と Non-Additive 」に続く。







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