2016年10月20日木曜日

ロックツー:ロックじゃない道徳感

ブラ XJR さん(Midnight in 別府)」からの続き。

集合は朝7時半、予想通り XJR さんはすでに準備完了で待っていた。
XJR さん曰く、XJR さんが駐車場に行くと、私のバイクの座席に猫が座っていたとのこと。駐車していた全部で 7 台のバイクの中から、私のを選んだ猫は「ロック」だね。

書きそびれていたことがある。XJR さんの ST のパニアケース、私は今回初めて見た。私の好みとしては、バイクにパニアケース装着は「かっこ悪い」と思っている。ただ、それは個人の嗜好であって、「バイクをどう使うか」という観点からはある意味正しい。

XJR さんのパニアケースだけの撮影は失念したが、右の画像のようなもの。昨日ホテル到着後、取り外したパニアケースを持たせてもらった

げっ、超重いっ!

それは一個だけの重量。昨今は、この手のプラスチック製のケースは

見た目は重そうですが、ほら持ってみて下さい
軽いですよねぇ〜

という落ちを期待したのが、このパニアケースは真逆。コンセプトは「落としても中身は大丈夫」というものらしい。それでも軽くするのが日本製という気がするが、ドイツ人の考えは違うようだ。そんな嗜好は嫌いじゃないが、それでもイマイチなのはプラスチックなこと。

XJR さんによれば、パニアケース装着を前提に設計されたバイクなので、装着後の安定感は増したとのこと。確かに、パニアケースを装着した BMW ツアラーバイクの方が多く目にする。


ひいちゃうぞ、婆さん!

これが二日目前半のルート(参照:全ルート)。
ホテルから途中までは昨日のルートの逆。

通勤時間なので交通量は多いが、整備された道路のためか流れスムーズ、あっという間に林道コースに突入。

と・こ・ろ・がだ。

市街地走行中に、右のような交通整理?の一般人が多数。主に「高齢の方」がほとんど。右の参考写真とは正反対の、片側三車線の広い道。

やっている人があまりにも多いので、最初は何をしているのか理解できなかった。挙句には、右カーブの途中、私の左斜め道路脇で、両手に何か書かれた「棒」みたいなのを懸命に振りながら、婆さんが何かを叫んでいる。

何だろうと視線を移すと、その棒の裏表に「スピードの出し過ぎ注意」とか「交通安全を守りましょう」的な文字に気づく。

何だ、僕らの走りを応援してくれてるんじゃないんだ

応援するわけないのは重々承知だが、これでこいつらの挙動の訳がわかって、大いにムカついてきた。

あのな、婆さん
特に二輪はな、視線を向けた先に進んでいくものなのだよ
いっそひいちゃおうか、婆さん!!

という冗談も発したくなるほどムカついた。

そんな国の手下みたいな馬鹿ことをするより
やることあるだろうがよっ

こんな時ほど、ウィリーできたらと思うことはない。「交通ルール守りましょう」連中の眼の前で、軽快にウィリー走行するのは、限りなくロックだよな。「お前ら、俺のメッセージが聞こえるかぁ〜!」的なね。

ツーリング二日目の冒頭から、こんな風に「道徳感」押し付けられて気分は暗い。唯一の救いは、ランドセル背負ったガキども、我々が走行する姿を興味深げに見ていたこと。

こんな馬鹿もいるから安心しろよ、ガキども!!

とは私の心の叫びでした。

この想い、届けよ、ガキどもっ!!

自然に帰る」に続く。

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