The Good Wife の全シーズンを見終えて、この The Good Fight のシーズン4まで見終えた。シーズン4は10エピソードの予定が、COVID-19 のために7エピソードまでとなった。そして、シーズン5は先月の6月24日から放送開始。
端的に言えば、本作は The Good Wife より面白い。というか「The Good Wife の面白さをさらに面白くした」という感じ。Alicia の登場はないが、そのおかげで「a good wife とは?」のテーマではなく、「a good fight とは?」というより広いテーマでドラマを描けてる効果を感じる。
本シリーズでは、Christine Baranski 演じる Diane Lockhart が主役という感じはしない、シーズンが進むにつれて、その印象は強い。これは私の好きな「群像劇」で、Orange is The New Black を凌ぐ面白かもしれない。
特に興味深いのは、現実の政治や社会問題を、リアルタイムに反映してる点。実名が実際の事件、またはそれらを彷彿とさせる出来事など、現実との繋がりを非常に感じさせられる。例えば、シーズン4のエピソード7の「Jeffrey Epstein の死」の取り上げ方は凄い。
とにかく、脚本の凄さに脱帽する。現実とリンクすることで、物語への感情移入は余計に高まる。本作が、「ドラマが描けること」のレベルを押し上げた、は言い過ぎじゃないだろう。
The Good Wife より増したと感じる点に「コメディー性」がある。真剣に真面目にやってるからこそ、余計に笑える、そんなコメディー性。例えば、シーズン4のエピソード4では、ある演劇を観た登場人物らが、それぞれに影響を受ける様子が楽しい。
シーズン5も非常に楽しみだ。おそらく COVID-19 後の社会も描かれることだろう。
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