2022年1月14日金曜日

3652 伊坂幸太郎エッセイ集

 
3652 伊坂幸太郎エッセイ集

著者:伊坂幸太郎
発行:2015年6月1日文庫版初版

この前読んだ「ホワイトラビット」の単行本の発行日 2017 年を、本エッセイの発行日が越しているので読むことにした。

「エッセイが得意ではありません」を何度も述べる著者だが、私は「エッセイを読むのが、それほど好みではない」。二つほど理由はある。一つは「短編よりずっと短い話が、幾つも収録されて、消化しにくい」こと。ただでさえスローリーダーなのに、エッセイは更に遅い。今回も読了にはいつもより時間を要した。

もう一つの理由は「作者のことはエッセイより、作品を通じて知りたい」から。とはいえ、好きな作家の文章なので、エッセイであっても興味はある。若干矛盾する理由だが、エッセイを積極的に読まない理由にはなってると思う。

とはいえ、本エッセイは予想以上に楽しかった。

その感想を具体的に書くのは難しいので割愛。その代わり、非常に有益だと思ったことを挙げると「著者が好きな本の紹介」だ。私はノンフィクションの作家(多くは外国人だが...)は知ってるが、フィクション系の作家を多くは知らないので、著者の薦める本や作家には興味を抱いた。

今後このブログで取り上げる本で、私にとって初めての作家の多くは、本書で紹介されたものになるだろう。

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