![]() |
Google Map |
去年の10月に目指した伊勢志摩だったが、記したように「中途半端」だった。原因は明らかで、今回はその是正のため「高速道路を使用」した。
そして今回の目的を「果たして伊勢志摩は面白いのか?」の「偵察」とした。なので今回は「あえて日帰り」。そもそも「近くの三重県で宿泊ツーリングってありなのか?」の疑問もあった。結論から言えば、非常に期待以上の楽しさだった。朝10時に出発して、午前中には伊勢志摩に到着し、5時間ほど走り回った:
予定では次のように「ゆうやけパール街道」を走り切る予定だったが、時間的に断念(日の入りの17時半頃に帰宅予定とした):つまり「時間が足らない」ほどに楽しい道、そして景色(神社仏閣に関係するところは人も多く、速攻で回避)。
誤解を招くが、「海と山が近い」地形は、どうしても実家の長崎を思い出してしまう。牡蠣小屋まであるしな。おまけに(高速道路で)あっという間に到着する。正直、高速道路の使用は好きではないが、伊勢志摩を走れる代償として喜んで支払う。
この日は見えそうもなかった。伊勢志摩スカイライン
「なんとかスカイライン」に目がない私は、この地を選んだ最初の動機がここ。その「伊勢志摩スカイライン」は、前半は走り難いと感じた。理由は分からん(私が下手ということを除いて)。終盤は慣れたのか、若干「攻め」ることもできたが、全般にストレスを感じる走りだったが、近いうちにまた走ることだろう。
「なんとかスカイライン」に目がない私は、この地を選んだ最初の動機がここ。その「伊勢志摩スカイライン」は、前半は走り難いと感じた。理由は分からん(私が下手ということを除いて)。終盤は慣れたのか、若干「攻め」ることもできたが、全般にストレスを感じる走りだったが、近いうちにまた走ることだろう。
一気にここまで走ったので、最初に撮影したのはここ:
富士山が見えるそうだが...この景色、佐世保の九十九島を連想させる:
長崎同様、この地形が牡蠣などの海の幸を育むのだろう。
「伊勢なもの」
日帰りで荷物が少ないこともあるが、「伊勢なもの」に惹かれて、珍しくお土産を買った:
「伊勢うどん」のことは知っていたが、食ったことはない。それほどのうどん好きではないが、ラーメン屋とうどん屋があれば、迷わずうどん屋を選ぶ(蕎麦屋はその上を行く)。「香川のうどん」は好みではないが、「もっちりやわらか」と称する「伊勢うどん」は美味そうに見えた。そして「酒」も買った:
純米吟醸は、好みの日本酒ではないが、この店には純米吟醸酒しかなさそうだった。この「作」は「希少版」とのこと。別段「希少性」には惹かれない私だが、見た目が良かった(「ジャケ買い」みたいなもの)。2本買ったのは、職場の同僚の日本酒好きにプレゼントして、奴の評価を聞くため(つまり、奴との日本酒話のネタにするため)。
偶然だが、この日に帰宅後たまたま見たネット動画で、東京の居酒屋で「三重県のお酒です」と店員から勧めらた外国人がこの酒(希少ではない「作」)を飲んでいた。
この店は山頂の売店:
「さく」ではなく「ザク」らしい(「量産型」ではないよ...)。
船着場を見ると条件反射的に向かってしまう:二件とも品揃えに違いは見られない。手前の「店っぽくない」方で物色:
「さく」ではなく「ザク」らしい(「量産型」ではないよ...)。
船着場を見ると条件反射的に向かってしまう:二件とも品揃えに違いは見られない。手前の「店っぽくない」方で物色:
お婆ちゃんの接客で色々と教えてもらう。当たり前だが、長崎の干物のような充実感はない。しかし、干物としては珍しい逸品もある。味見させてもらった「太刀魚」は:
り ん だ:美味いな、ミリンの甘い味付けだ。
お婆ちゃん:そうそう、ご飯というより、おやつだね。
こんな会話をしながら、買ったのは「さめ」「ふぐ」:
手前のクッキングシートは、お婆ちゃんから貰ったもの。調理方法は、フライパンでシートに干物を載せて焼くこと、蓋はしないこと。その怒りを殺すために
冒頭に書いたように、「ゆうやけパール街道」を走ることはできず、この地点で帰路についた。日の入り時間までに帰宅するには、そこそこのペースで走る必要があったが、一度走った道を戻るので「大丈夫だろう」との予想。
ところが、世の中は色々あるものだ。
30分ほどの、片側一車線(信号機なし)の林道に入る手前で、サイレン鳴らす「**車」が前方にいることは知っていた。「すぐに走り去るだろう」と予想したが、完全に外れた。約10分後、その「**車」は私の前に一台の車を従えて、「ノロノロ走行」を継続。私の後方にはオートバイが一台、その後ろには「渋滞の始まり」を予感させる車の群れ。
この「**車」を追い越すのは違法なのか?
この葛藤が15分ほど続いた。徐々に「怒り」の感情が大きくなり、冷静さを取り戻すために、「**車」を迷うことなく追い抜いた。その後の20分ほど、対向車は多いが、前方には一台も車両はなかった。
あぁ、久しぶりにバイクで捕まるのかぁ...
と思わなくもなかったが、何の後悔もない。
18時少し前に帰宅。
伊勢志摩の味
こちらは「さめ」、そう「鮫」です:
もう一方は「フグ」:中央の一尾は、「尻尾が切れた奴だから」とお婆ちゃんのサービス。
味見した太刀魚もそうだが、「サメ」「フグ」も身がタンパクなので、同じように「ミリン干し」で甘い。お婆ちゃんが言うように「おやつ」でも良いが、私にはご飯のお供になる。
伊勢うどんは、称する通り文字通り「もっちりやわらか」、「もちもち」ではない。「もっちりやわらか」も良いのだが、私には「オリジナルたれ付き」の「たれ」が素晴らしかった。「出汁」ではなく「たれ」なのだ。
勝手な想像だが、サメやフグ(大量に釣れるバカフグ)さえも、美味しく食しようとの創意工夫があったはずだ。しかも当時は、地元の環境や食材を使うしかない。その結果、土地土地の食文化が生まれ、今に残っていると考えるのが妥当だ。
今回、伊勢志摩の魅力の片鱗を垣間見れたのが大収穫、嬉しい発見。2023年の初ツーリングとしては上出来。
0 件のコメント:
コメントを投稿