Navalny 監督:Daniel Roher 公開:2022年4月11日USA(2022年6月17日JPN) 邦題:ナワリヌイ |
本作は、現在一年余りが経過したロシアのウクライナ侵攻前の話。しかし、現在のロシア(「プーチン政権」と言った方が正しいかもしれない)のことを知れた気がした。「知れた」というより、過去の事件などから漠然と抱いていたことが明確になった。
私の好みは、フィクションの映画であっても、リアリティがある作品。なので「事実をもとにした」作品を好んで見てきた、例えば The Mauritanian。事実をもとに「膨らませた物語」も好きで、例えば One Night in Miami... など。ところが、ドキュメンタリー作品はあまり観てこなかった。毎年アカデミー賞授賞式を観るたびに「観なきゃ」となるドキュメンタリーと出会うのだが、観なかった。
そして本作も、先日のアカデミー賞授賞式で知った。そしてようやく観た。
劇的な内容の本作で、「マジかよ?」と思わなくもないが、ロシア側からの「正式」情報が出ない限り、この映画が表現していることは事実と受け入れても良いと思う。本作を「西側の国が、プーチン政権を攻撃するためのプロパガンダ」と非難する人はいるかもしれないが、あまり説得力を感じない。本作が投げかけている疑問に、ロシア側が答えないのは「大人気ない」と思うし、「時代遅れ」と感じてしまう。
このシーンは凄い:
私もこの女性と同じような反応をしてしまった(笑)Navalny は戻と決めたので、我々は彼を迎え入れなければならない。彼は今やロシアの自由の象徴なのだから。
Navalny という人の「逃げない」姿勢は非常に興味深い。
(父がやってることは)戦う価値があること。
当時19歳の Navlny の娘の言葉、凄いなと思う。
これが「最後の抱擁」にならないことを祈るばかりだ。
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