それでも「宅配箱」に入る限りの干物を購入。「薄いヤツなら、あと2枚は入りますよ」との店員のアドバイスで、勧められたのが「カワハギ」と「サワラ」。サバやアジなど「普通の干物」が好きな私だが、この店は「新たな干物」を探す場でもある(そんな風にして出会った「つぼ鯛ミリン」は絶品だった)。
そんな二品を早速食った:
「かわはぎ」を父が捌いてる姿は、幼少の頃の記憶としてある。「かわはぎの皮」を、柱に貼り付けて遊んだ記憶もある。当時「かわはぎの煮付け」は、私の家では定番の料理だったと思う。何度も食ったし、味の記憶も鮮明にある。今となっては贅沢な料理なのだが、ガキの私には「いつもの食事」だった。
春が旬、ということで選んだのが鰆(サワラ):
それほど期待してなかったサワラだが...
それほど期待してなかったサワラだが...
食った瞬間「え!?」となったほどに美味い。「サワラ」は西京焼きが有名なのだろうが、こうやって干物にして単に焼く「荒っぽい?」食い方も忘れちゃならない。
こうなると「何でも干物にすれば美味くなる」と想像してしまうが、それは違うだろう。干物に適する魚もあるし、その鮮度も重要。そして「干物にする技」。こんな風に確信するのは、ツーリング先で多くの干物を食ってきたが、未だにこの店の干物に勝るものはないからだ。
春華苑(最後の町中華?)に続く。
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