・富士山スカイライン
・西伊豆スカイライン
「何とかスカイライン」が気になる私だが、「伊豆スカイライン」の印象が強すぎるためか、三度目の熱海にして初めてこの二つのスカイラインのことを知った。
行きのルート:
Google Map |
富士山スカイライン:
気温は11月とは思えないほど暖かいのだが、曇りのために「山の陰鬱さ」を強く感じてしまう。それでも「山の中」なのでチラホラある紅葉を眺めながら、「富士山スカイライン」を堪能した。初日もそうだが、翌日は晴れた(帰宅の1時間前に雨に降られた)が、前回の「河口湖」同様に富士山は見えなかった。宿泊先近くに到着。これまで意識してなかった「熱海城」(歴史的に実在した城ではないそうです):
いつもの宿に到着:
偶然か現実か不明だが、この夜に行った3軒の店全てで「年配オーナーと若者客」を実感。
到着時刻は4時半、走行距離 330 km:
偶然か現実か不明だが、この夜に行った3軒の店全てで「年配オーナーと若者客」を実感。
宿の温泉に入ったりとノンビリした後に散歩:
三連休最後の日曜日の夜のためか、人はほとんどいないので、余計にリラックスできた。
そして、この時点でようやく聴いた The Rolling Stones の新譜 Hackney Diamonds は、熱海の夜の良い気分のためか、「マジかよ、どの曲も良いな」と嬉しくなる。ドラムの多くが Steve Jordan のためなのか、リズムが「新鮮」に聞こえる。Keith と Ronnie のギターは「やっぱり Stones」だし、Mick のボーカルは「ますます Mick Jagger」なのだ!
そんなリラックスした気分で、夕食に選んだ店が「イタリアン」。「熱海っぽい店」が希望だったが「熱海でイタリアン」も悪くないとなった。店構えも悪くなかった。
注文の際、「イタリアのビール」がメニューにあったが「今は無い」とのこと、「ギネス」も無いと言われた。この辺から嫌な予感が...。80歳超え(あとで入った店で教わった)の老夫婦がホール担当なのだが、反応の悪さに色々と尋ねることもできない。
これも後で知ったことだが、ここは昔からある店で「ピザの配達」で重宝されてるそうだ。二組の子連れの家族客がいたが、どうやら「古くから地元で愛されるイタリアン」という感じのようだ。
注文したのは、まずは好物の「生ハム」と「トマトのマリネ」:
どちらも「残念」な味、ちょっと怒りたくなるほどに「残念」。料理は「娘さんらしき人」がやってるが、「美味い生ハム、食ったことありますか?」と問いたいほどに「残念」。前回はパンデミック中でほとんどの店はやっていなかったので、見る景色は新鮮。そして、初めての熱海で行った店は、別の店に代わっていた:
この近くの「オカマバー」は営業中、もちろん今回は行きません。
「熱海ならではの店」に行きたかった。しかし目当ての店は、Webでは「日曜も営業」とあったが開店していなかった。
深夜までやるような店は、日曜日なのか多くが営業していない。結局「昭和風なスナック」に小一時間ほど立ち寄った。予想通りというか「お婆ちゃん」に近いママさんが一人。バックグラウンドで流れる音楽は「昭和後半の楽曲」で居心地は「悪い」(笑)。とはいえ、ママさんからの「近頃の熱海」の話は興味深かった。「若者で溢れかえっている」そうだ。観光客なのか、移住者なのかの区別はつかなかったが、「へぇ」という感じで聞いた。
世代の"壁"と言うより...
そしてお次は、宿泊先の隣の「場末のスナック」感満載のスナック。
これまで二度泊まった宿だが、この店が開いてるのを見たことがなかった。店内には、二十代前半の男2人、二十代前半の女性3人と三十代前半の男2人、この二組が「ガンガン」歌ってた。私が、微妙に知っているようで知らない「平成の日本のポップソング」。
私が入った直後、二人の「熟年カップル」が私の隣に座った(ママを前にしたカウンター席)。
ママさんが「歌う?」に対して「ハーモニカ吹いて良い?」と問うと「全然問題ない!」と。なので、若者客も知ってるであろう "We Will Rock You" を歌った。若者客からも好評だったのだが、「え、この歌に、("We Will Rock You"の)他に歌詞があったんだ!」と衝撃の反応をもらった(笑)「お前ら、本当に洋楽聴いてこなかったんだなぁ」と泣きそうになった!! ハーモニカ吹いたらもっと驚かれて、握手を求められた(笑)
その後、「熟年カップル」の女性と「飾りじゃないのよ涙は」を私のハーモニカと一緒に演った。知ってる曲の多くはハーモニカで伴奏できるが、若者客の曲は無理だった。無理というか「合わせにくい」のだ。私の吹き方が「ブルージー」過ぎるのもあるが、奴らの曲は「ブルージーから程遠い」。別の言い方をすれば「感情がない音楽」とも言える。
音楽同様に、世代間の違いを感じたのは、コミュニケーションの取り方。若い世代の外国人とは、非常に盛り上がるし面白い話もできる。つまり「日本では、世代を超えた交流は難しい」と初めて感じた。
もう少し考えてみる。日本国内で日本人同士では、世代間の "壁" ができやすいのかもしれない。そうすることが「楽」なのは、「同じ情報や価値観」を共有しやすいからだろう。実際、私は彼らが歌ってる音楽に「共感」することはない。それでも、彼らとの交流は積極的にするし、今回も話しかけた。
しかし、日本にいる外国人と比較して、会話が盛り上がらない。外国人の方が、もっと "open-minded" なのは、彼らが「異国の地に住んでいる」のは一因だろう。ましてや、日本に興味があって、自らの意思で日本に来た外国人は、私のような日本人との会話は大歓迎なのだろう。
こうなると「世代間の"壁"」と言うより、「各個人の興味の対象の違い」でしかない。ジェネレーションギャップは存在するのだろうが、それは超えられない「壁」ではない。その後、隣の女性(浜松でスナック経営)と話していると、若者男性客の一人から「ナガブチ、一緒に演りませんか?」と言われた。残念ながら、閉店時間で叶わなかった。
そして、私より一回り年上に見える「ママ」は長崎出身だった。新しい発見は、コミュニケーションなしではあり得ないのだ。
西伊豆スカイライン&B級グルメの洗礼 に続く。
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