2023年11月9日木曜日

梅田の楽器屋にて:Gibson J-45

大阪出張中。

仕事を終えて、大阪在住の元同僚のベトナム人エンジニアと約三年振りの再会をするために、少し時間を潰す必要があった。8月に修理したギターを受け取って以来「楽器屋には行くべき」と痛感していたので、「良さそうなアコースティックギターがありそうな店」には積極的に入ることにした。

客先から大阪駅へ向かう際、いつもとは違う道を選んだ(いつもは梅北地下道があった道を使う)。楽器屋を探すためではなく、地下道が無くなっていたことに触発されて「周囲を散策」したくなった。

そこで「たまたま」見つけた楽器店へふらりと入った。入店した理由は、決して大きくはない店舗だが、店先から Martin D-28Gibson のアコースティックギターが見えたから。Martin D-28 や他の Martin ギターを眺めまわしてる私に、男性店員から「良かったら弾いてや」と大阪弁、名古屋の楽器屋でも言われることはあるが、妙に「気楽に弾いて良いですよ」の雰囲気がある。大阪弁が原因か、その人の人柄なのかは不明(両方だろうな)。

この男性店員、50年代生まれで「とうに定年」と仰っていたが、ギターに非常に詳しい。私の疑問や意見に、細かく応えてくれた。そうなると試し弾きするしかない。弾いたのは

Gibson J-45
「写真は公開しませんから、撮らせて下さい」と言ったのだが「公開して良いよ」と、なのだが、値段は伏せることにした。

去年、名古屋のオフィス近くの楽器屋で Martin D-28 の「音の良さ」に魅了され、その際に弾いた Gibson は「妙にチャチい音」との印象だった。とはいえ、現在取り組んでいる「弾き方」や「目指す音」は「ど Blues」なのだ。Martin D-28 は「(音が)綺麗すぎるかも...」との疑問があった。そんなことを店員に話して、薦められたのがこの Gibson J-45 

アクティブピックアップ内蔵で、最初はアンプから音を出した。音以前に、自宅の Martin を弾き過ぎているためか、ネックを掴む感覚が全く違う。違うギターだから当たり前なのだが、大きな違和感だ。アンプからの音も「良いのか悪いのか不明」。ミキサーで店員が良い音を色々と調整してくれたが、それでも「ピンとこない」。とはいえ「悪くはない」。

ギターからアンプへのボリュームを「0」にして生音にすると「おぉ、Blues っぽい」と。私が好む「アコギブルース」の音に近い。感覚で恐縮なのだが、私の好きな海外の Blues ミュージシャンの多くは Gibson を使ってる印象。他のメーカーもあるのだろうが、Martin と Gibson との比較では、Gibson の方が多い印象なのだ。

「この弦高なら、ボトルネック使っても良い高さ」と店員。そう、そろそろボトルネック使う曲を演る時期にきている。ボトルネックのためだけではないが、今の Martin とは別のギターを探していた。Martin ギターが最有力候補だったが、ここにきて Gibson J-45 が浮上!

楽器屋に行く度に、候補が変わっていく気がするのだが...。

ボディの大きさは Martin と同じなのに、身体へのフィット感が良い理由として、ネック近くのボディ部分が「小さい」ことを言われた、なるほど!

結局1時間近く滞在。こういうお店で楽器は選んで買いたいものです。
ワタナベ楽器大阪店

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