2024年3月31日日曜日

The Pixar Story

The Pixar Story

脚本:Leslie Iwerks
監督:Leslie Iwerks
公開:2007年8月28日
邦題:ピクサー・ストーリー~スタジオの軌跡

Pixar にとって欠かせなかった3人:
Ed Catmull, Steve Jobs, John Lasseter

Ed CatmullCreativity, Inc.: Overcoming the Unseen Forces That Stand in the Way of True Inspiration で、そして Steve Jobs の評伝 Becoming Steve Jobs: The Evolution of a Reckless Upstart into a Visionary Leader を読んでいたので、本作はそれほど新しい発見はなかった。しかし、Ed Catmull, John Lasseter 、そしてアニメーション制作に関わる人たちの「生の声」を聞けたのは新鮮だった。

読んだ二冊がそれぞれ Ed Catmull, Steve Jobs の「視点」から Pixar を語られているが、本作は John Lasseter とディスニーからの「視点」が強いように感じた。


芸術は技術に挑み、技術は芸術を鼓舞する

表現は違うが、これは本作でも述べられている。

私は「ソフトウェアエンジニア」「システム開発者」だが、この仕事にある「芸術性」を大切にしている。そのことを言葉にして伝えるのは難しく、開発チーム内へも伝え難いのだが、システム設計、機能設計などにおいて「芸術性を意識」している。単なる「業務」にすると「楽しくない」のは明らかで、それこそ「ロボットにやらせる」のが正解だと思ってる。

次は Becoming Steve Jobs から、PixarIPO(新規上場)する数週間前、Steve JobsJohn Lasseter の会話:
And he did that thing, where he kind of looks off, and he said, ‘You know, when we make a computer at Apple, what’s its life span? About three years? At five years, it’s a doorstop. But if you do your job right, what you create can last forever.’ 
彼(Steve Jobs)が言ったのは「Apple で作ったコンピュータの寿命はどのくらい?3年ぐらいか?5年後には(用無しになって)ドアのストッパーさ。でも Pixar で作ったものは永遠に残る可能性がある」。

Steve Jobs らしい発言だ。

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