新潟に行った。理由は二つ:
・希望より一週間遅れた、桜を見るには「北」に行くしかない。
・前回の愛媛で「もっと遠くに行ける」気がした。
今回のツーリング投稿は「総括」というか、もっとも印象に残ったことから書く。これが「ツーリングをする理由」「ツーリングに駆り立てるもの」かもしれない。簡単に言えば
「道」であり「景色」に浸る
ツーリング後から読み始めた本に、もっと適切な表現を見つけた:
Sitting in a car is like watching television; you just sit and watch what is happening outside your window. But when you travel by bicycle, you charge up your feelings, you look around, and everything is amplified because you forge a direct connection with it all.
自動車で移動しながら眺める景色は、テレビを観るようなもの。しかし、自転車での旅では、観るもの全てが増幅されるのは、景色との直接の一体感をつくりあげるから。
「景色との一体感」なんて言葉は気恥ずかしいのだが、そうとしか言いようがない。「暑い、寒い、涼しい」などを「景色とともに直接に体感したい」のだ。四季折々をこの「広い日本」で。
ブラックモンブラン
竹下製菓の「ブラックモンブラン」
ここで重要なのはアイスクリーム本体ではなく、この「ジャケット」(正確には「パッケージ」)に描かれている「山脈」だ。新潟入りして目の当たりにした「山々」から、即座に頭に浮かんだのが「ブラックモンブラン」。正確には違う「山」なのだろうが、主に九州の山々にしか馴染みがない私には、そんな「ちっぽけな連想」しかできないのだ。
とはいえ、この「山々」そして「桜」に救われたのも事実。
上越市までは、主に R19, R18 を走行(自宅から R19 に入る手間まで高速道路使用):
Google Map |
結局、高速道路を走らなかったのは「翌日、新潟県内を走るから」との理由で、高速使うなら「上越ー新潟」とした。結果的にこの判断は正しかった。
上越に向かうにつれて、「山の景色が激変」した。この印象を伝えるには、相応の写真が必要だが、適当な停車地点を見つけれらないまま、単に「山々を堪能」しながら走った。次の写真の場所とは違う、「もっと左右に広がったパノラマの景色」だった:
参照 |
もっと走りたい
となった。「一発の景色」で、こうも気分が変わるものだと、改めて痛感。何なら、ちょっとした疲れなんてぶっ飛びます。
R18 で上越に向かう途中で「山々」は登場したと記憶:
左が「南アルプス」で右が「北アルプス」
と勝手に想定。翌日同僚から「南アルプスは、そこから見えないのでは?」と、無知な自分自身を大笑いした(大笑)
次は、ツーリング三日目の帰宅時、「道の駅あらい」で撮影、ここでも「ブラックモンブラン」を真っ先に連想...:
その後、上越から高速道路を使って新潟まで。これも実際とは違うが、こんな感じで、高速道路に入った直後から数分間、(左手に)桜並木が続く。
「桜吹雪」とはまでいかないが
散りゆく桜の中を
オートバイでかっ飛ばす姿
我ながら「絵になってないか?」とほくそ笑みながら走った。高速道路で、これほどまでに長く続く桜の木々を、満開中、走った記憶はない。3分にも満たない間だったが、忘れられない光景。帰宅時もこの区間を走り、右手の桜は、さらに多くの花弁を振りまいていた。
これは翌日の「小千谷(おぢや)」のSAにて:
先の「高速道路の桜」のネットで探した際、興味深い記事を見つけた:春の風物詩としてわれわれの目を楽しませてくれる桜の花ですが、日本全国をつなぐ高速道路では、桜に関するある取り組みが行われていました。それはどのような取り組みなのでしょうか。(略)旧日本道路公団が実施していた『桜前線』とは、高速道路を利用されるお客様に桜の開花を楽しんでもらい、桜前線が北上する季節感を感じていただくことを目的としていました。
確かに高速道路の PA、SA には、必ずと言って良いほど桜の木を見かける。旧日本道路公団も「粋なことするなぁ」と感心。
南アルプスでもブラックモンブランでもない へ続く。
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